2022年10月2日日曜日

新型コロナウイルス感染症検査実績

当クリニックにおける
 新型コロナウイルス感染症の検査実績です。
(スケールは省略しています)

9/26〜10/2は
陽性者数がゼロでした。

1/17から統計をとり始めて
初めてのことです。

これまでは発熱者は
ほぼ全員コロナウイルス検査を行い
発症後間もない方はPCR検査を
行ってきましたが・・・・

今後は状況を見ながら
・検査の対応となる方
・検査法 (抗原検査 o rPCR検査)
について
その適応を検討していく予定です




2022年9月20日火曜日

新型コロナウイルス感染症検査実績

 新型コロナウイルス感染症の検査実績です。
(スケールは省略しています)

9/5の週から陽性者数は減少しています。
新学期から陽性者数が増加すると
懸念されていましたが、
むしろ減少してきています。

2週続けて陽性率は10%台でした。

来週より一律の全数把握が中止されるようです。
このまま現状に即した対応になっていくことを
願います。



かすやキッズネット10月号

 今月(第162号)は『インフルエンザワクチン』です。


10月から インフルエンザワクチン 接種が医療機関で開始される

と思います。(今冬は3シーズンぶりにインフルエンザの流行

が予想されています)


【人間の免疫システム】

過去にインフルエンザの既往があっても感染してしまうケース

があるように、人間の免疫システムがインフルエンザウイルスの

抗原変異に十分に対応できていないと考えられます。


【ワクチンの限界】

現行の不活化スプリットワクチンでは自然免疫系への刺激がなく

細胞性免疫の誘導ができないため、ワクチンの効果は限定的

なってしまいます。

インフルエンザ感染歴が少ない乳幼児にはワクチンの効果が少ない

のは当然です。またワクチンの製造過程での抗原性の変異に

よる有効性の低下(卵馴化)も指摘されています。


【ワクチン接種に加えて】

現行のインフルエンザワクチンの効果は限定的なため、自分の免疫

能を低下させないよう体調管理を行ったり、

感染機会に配慮した防衛策を行うことが大切です。


【同時接種】

新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種は可能です。

しかし新型コロナワクチンとインフルエンザ以外のワクチンとの同時接種

は不可能です。13日以上の間隔をあける(14日目以降

から接種可能なっています。(20229月上旬時点)


*この記事は粕屋町社会福祉協議会が毎月発行している

 <かすやキッズネット>の『まちのお医者さん』に

 連載中です。


 

2022年9月3日土曜日

新型コロナウイルス感染症検査実績

  新型コロナウイルス感染症の検査実績です。
8/22〜8/28までの分です。
(スケールは省略しています)



2022年8月20日土曜日

かすやキッズネット9月号

今月(第161号)は『熱中症』です。


熱中症は「暑熱環境における身体適応の障害によって

起こる状態の総称」です。

スポーツ・仕事中に発症する<労作性>と日常生活で

発症する<非労作性>の2つに分類されます。


重症度はⅠ〜Ⅲ度に分類されます。


Ⅰ度:「めまい、立ちくらみ、顔色蒼白、頭痛、

    手足のしびれ・冷感・こわばり」等であり

    基本的に意識障害を認めません。

   「歩けない位きつがっているが、呼びかけ

    には返答できる」イメージです。

   発汗による体液の喪失と暑熱環境下の末梢血管

   拡張作用による脳血流の一時的な減少と考えら

   れ、涼しい環境で安静臥床(足を挙上)・濡タオル等

   によるクーリング・水分(できれば経口補水液)を

   摂取させながら経過観察します。

   症状は時間とともに変化していきます。

   改善しなければ医療機関へ受診して下さい。

 

 *「発汗・軽い頭痛・きつさを認めるが歩行可能」で

   あればⅠ度の前段階状態と考えます。 

   このような徴候を認めれば早目に涼しい環境で

   休まましょう。


Ⅱ度:Ⅰ度より重症化し意識障害「ぼーっとして反応が

    鈍い」が顕在化してきます。高体温による

    臓器障害が強くなる可能性があり、

    医療機関を速やかに受診してください。


*この記事は粕屋町社会福祉協議会が毎月発行している

 <かすやキッズネット>の『まちのお医者さん』に

 連載中です。


 

新型コロナウイルス感染症検査実績

 新型コロナウイルス感染症の検査実績です。
8/1〜8/7分です。
(スケールは省略しています)



2022年8月6日土曜日

新型コロナウイルス感染症の検査実績

1週遅れの新型コロナウイルス感染症の検査実績です。
7/25〜7/31分です。
(スケールは省略しています)

陽性者数・陽性率は過去最高でした。
ちなみに陽性率は40%台でした。

ただ患者さんの殆どは発症後1〜2日間 は
発熱・全身倦怠感を強く感じておられますが
その後徐々に改善し
3〜4日間程度で軽快されています。





★以下、私見です

全数把握の見直し(縮小・中止)の議論が出てきています。

全数把握を縮小するということは
「COVID19の患者さんが周囲に多少いても
それを寛容する社会」と
僕は考えます。

COVID19のパンデミックが始まり
すでに2年半以上経過し
様々な知見が得られてきました。
もう次のフェイズに移行する時期でしょう。

COVID19の患者さんを軽んじる訳ではありませんが
本感染症の実情とそれにかけられる労力には
大きな乖離があります。

例えば・・・
診療は当然ですが
発生届の作成・報告においても
医療機関・保健所・関係機関では
大きな労力を費やしています。

現在の全数把握を続けると
マンパワーを含めた医療資源の疲弊・枯渇は進み
他の重症患者さんを診療することが困難になります。
(すでにそうですが・・・)

基礎疾患をもつハイリスクな医療従事者が
多数の軽症のCOVID19の患者さんの診療を
行っているという現実もあるようです。

「大きな集団としての施策」から
「個別の感染防御という施策」へ
段階的にシフトしていく時期でしょう。

2022年7月25日月曜日

かすやキッズネット8月号

 今月(第160号)は
『おたふくかぜワクチン(その6)』です。

                             

201812月、行政からのヒアリング要請に対し

①糟屋地区の2016年のおたふくかぜ流行の
  大規模疫学調査の結果
②憂慮される合併症 (特に難聴)
③対策としてのワクチン接種及び接種費用への
 公費助成の検討 

上記①〜③についてプレゼンテーションを行いました。

今回の私の活動で肝に銘じていた
『独りよがりの提案ではなく
客観的なデータをもとに現実的な提案を行い
町の予算編成の中で現実的な検討行って
いただく』という姿勢で行いました。

関係者の方々には真摯に対応していただき、
質疑応答も十分に行えました。

そして・・・2019年度から
『おたふくかぜワクチン予防接種費用の助成事業』
スタートすることとなりました。

その後同様の事業が古賀市・篠栗町でも開始さ
れ、粕屋町では2021年度から対象年齢が小学校
就学前まで拡大されることとなりました。

201612月から始まった活動は約3年で一つの
区切りをつけました。

長いような、早かったような・・・

ただ当地のこどもの医者として
やっと「けじめをつけることができた!」
というのが率直な思いでした。

最後に・・・本活動においてご指導ご協力いただ
いた方々に深謝いたします。

6回に渡った本テーマの記事は
これで終了します。

*この記事は粕屋町社会福祉協議会が毎月発行
 している<かすやキッズネット>の
『まちのお医者さん』に連載中です。

2022年7月19日火曜日

新型コロナウイルス感染症の検査実績

 前回から間隔があきましたが
新型コロナウイルス感染症の検査実績です。
(スケールは省略しています)

陽性者・陽性率ともに6月中旬以降減少傾向でしたが
7/4〜再び増加に転じています。
(新型コロナウイルス感染症の第7波)

ただ、コロナウイルス感染症以上に
ヒトメタニューモウイルス感染症が患者数・重症者ともに多い印象です。

私見ですが・・・
特にコロナウイルス感染症の既往がある方は
PCR検査結果(陽性)の評価は慎重にすべきと考え、
(PCR検査の感度・特異度の特性を鑑み)
当クリニックでの検査は抗原定性検査にシフトしていくつもりです。





2022年6月20日月曜日

かすやキッズネット7月号

今月(第159号)は
『おたふくかぜワクチン(その5)』です。
                             
20175月以降、情報の共有・ワクチンの接種勧奨を

地域の住民が自治体に対して要望がある場合、

まず議会へ陳情もしくは請願を行わなければ

いけません。


僕のこだわりとしてできるだけフラットな立ち位置

から自治体へ提案をしたかったので、

一町民として粕屋町議会へ「陳情」という形式で

提案しました。


“粕屋町におけるおたふくかぜワクチンの接種費用に

対する公費助成の陳情”として、多数の資料・疫学

データとともに提案しました。


20183月に議会から参考人として招聘され

プレゼンテーション・質疑応答を行い、その後議会での

検討の後に採択されました。


4月以降今度は行政サイドの検討(町政としての

予算承認の是非)が始まりました。

僕個人は「できることは何でもしよう!」と

議会・行政の担当者・医師会等と情報・意識共有を

繰り返し行いました。当時の担当者の方々の

熱意に大いに励まされました。


そして同年12月に行政サイドから陳情者へのヒアリング

として招聘され、関係者の方々にプレゼンテーション・

質疑応答を行いました。


(次号に続く) 


*この記事は粕屋町社会福祉協議会が毎月発行
 している<かすやキッズネット>の
『まちのお医者さん』に連載中です 。

新型コロナウイルス感染症の検査実績

  6/13〜6/19 までの当クリニックの
新型コロナウイルス感染症の検査実績です。
(スケールは省略しています)

県の報告同様に
陽性者数・陽性率ともに減少傾向は続いています。
(当クリニックの陽性率は  6%)

このまま収束することを願います。




2022年6月13日月曜日

新型コロナウイルス感染症の検査実績

 5/30〜6/12 までの当クリニックの
新型コロナウイルス感染症の検査実績です。
(スケールは省略しています)
(前回はアップしていないため2週分となります)

陽性者数・陽性率ともに減少傾向は続き、
先週はついに陽性率が10%を下回りました。
(陽性率 9%)

県の報告同様に減少傾向は続いており
ようやく収束傾向が見えてきた印象です。





2022年6月3日金曜日

花の日訪問

 本日、園医をしている施設の園児さんが
『花の日訪問』として
お花を持ってきてくれました。

園児・職員の皆さん
暑い中、ありがとうございました!

早速、診察室に飾りました (^^) 




2022年5月29日日曜日

新型コロナウイルス感染症の検査実績

 5/23〜5/29 までの当クリニックの
新型コロナウイルス感染症の検査実績です。
(スケールは省略しています)

前週同様、陽性者数・陽性率ともに
少なかったです。
(陽性率 12%)

県の報告同様に
5月中旬から感染者数は漸減している印象です。



2022年5月25日水曜日

新型コロナウイルス感染症の検査実績

  5/16〜5/22 までの当クリニックの
新型コロナウイルス感染症の検査実績です。
(スケールは省略しています)

前回同様、陽性者数・陽性率ともに
少なかったです。
(陽性率 19%)

今週末は町内の小学校の運動会ですね!




2022年5月21日土曜日

かすやキッズネット6月号

 今月(第158号)は
『おたふくかぜワクチン(その4)』です。
                             
20175月以降、情報の共有・ワクチンの接種勧奨を
目的に関係学会・医師会・保健福祉事務所への情報
共有・啓発活動の提案や学会発表等を行いました。
そして一番の目的である
『ワクチン接種費用の公費助成』の実現を模索して
いきました。

*「おたふくかぜ」「おたふくかぜによる難聴」の
 治療法はないため「おたふくかぜ」に罹ること
 を予防するワクチン接種が一番有効な対策となります.

*《おたふくかぜワクチンの定期接種化》を唱える方々
 がいます。確かにそう思いますが、大きな理想
 を唱えるだけでは現実は変わりません
 ただ定期接種化を待つだけでは
 あまりに時間がかかります
 それよりもまずは “地域自治体の公費助成”を
 検討していくことがより現実的です
 地域自治体の公費助成 ➡・・・ ➡定期接種化 
 いう手順を積み上げていくことが必要です

学会発表は複数回行いましたその目的は今回の
 疫学データとしての妥当性を専門の先生方に諮っ
 て頂くことでした
このような活動を続けていきました。
そして2017年仕事納めの12/28、粕屋町議会へ
多数の資料とともに陳情書を提出しました。
(次号に続く) 

*この記事は粕屋町社会福祉協議会が毎月発行
 している<かすやキッズネット>の
『まちのお医者さん』に連載中です 。


2022年5月16日月曜日

新型コロナウイルス感染症の検査実績

 5/9〜5/15までの当クリニックの
新型コロナウイルス感染症の検査実績です。
(スケールは省略しています)

今回は陽性者数・陽性率ともに
非常に少なかったです。
GW明けに患者数の増加が懸念されていましたが
そうではない印象です。

*現在流行している地域もあるため
油断は禁物ですが・・・




2022年5月8日日曜日

新型コロナウイルス感染症の検査実績

   5/2〜5/8までの当クリニックの
新型コロナウイルス感染症の検査実績です。
(GWのため実質2日間のデータです)
(スケールは省略しています)

4月以降、2回目の感染例も
散見するようになってきましたが
お子さんの感染者の多くは軽症の印象です。




2022年5月5日木曜日

新型コロナウイルス感染症の検査実績

  4/25〜5/1までの当クリニックの
新型コロナウイルス感染症の検査実績です。
(GWのため実質4日間のデータです)
(スケールは省略しています)

下がり止まりで推移している印象です。
GW明けの動向が気になります。




2022年4月27日水曜日

新型コロナウイルス感染症の検査実績

 4/18〜4/24までの当クリニックの
新型コロナウイルス感染症の検査実績です。
(スケールは省略しています)

コロナウイルス感染者数・陽性率は
ともに減少傾向でした。 



2022年4月20日水曜日

かすやキッズネット5月号

 今月(第157号)は
『子宮頸がん予防ワクチン』です。
 
子宮頸がん予防ワクチン(以下HPVワクチン)20134月から
定期接種としてスタートしたのですが、接種後に多様な
症状を訴えるケースが報告され同年6月から積極的な
接種の推奨は中止されました。

その後HPVワクチンの安全性と効果が確認され、
本年4月から『積極的な推奨の再開』・『接種率が
低い世代への接種機会の提供としてのキャッチアップ接種
がスタートしました。

以下 ポイントを記します。

<効果>
子宮頸がん全体の原因の5070%を占めるウイルス
HPV16型・18型)に対する効果は90%以上ある.

<有害事象>
接種後の多様な身体症状が報告されているが,
予防接種「行為」そのものに対するストレス関連
反応が指摘されている. 
HPVワクチンとの因果関係は証明されていない

<対象>
小学校6年生〜高校1年生相当の女子

<キャッチアップ接種>
H9年度〜H17年度生まれの女子
(1997/4/22006/4/1生まれが対象
R44月〜R73月末までの3年間の予定.

ご不明な点は健康センターにご相談されて下さい。


*この記事は粕屋町社会福祉協議会が毎月発行

 している<かすやキッズネット>の

『まちのお医者さん』に連載中です 。


2022年4月17日日曜日

新型コロナウイルス感染症の検査実績

4/11〜4/17までの当クリニックの
新型コロナウイルス感染症の検査実績です。
(スケールは省略しています)

コロナウイルス感染者数・陽性率は
ともに増加傾向でした。 




2022年4月10日日曜日

新型コロナウイルス感染症の検査実績

4/4〜4/10までの当クリニックの
新型コロナウイルス感染症の検査実績です。
(スケールは省略しています)

先週同様にコロナウイルス感染陽性者数は
下がり止まりの印象が続きます。




2022年4月3日日曜日

新型コロナウイルス感染症の検査実績

3/28〜4/3までの当クリニックの
新型コロナウイルス感染症の検査実績です。
(スケールは省略しています)

コロナウイルス感染陽性者数は下がり止まり・・・というか
むしろ陽性率は上がってきています。

また濃厚接触者をカウントしているというより
新規感染者の方が増えてきた印象です。

福岡県の報告では増加傾向の報告がありますが
当クリニックの診療状況からも同様の傾向を感じます。




2022年3月29日火曜日

新型コロナウイルス感染症の検査実績

先週(3/21〜3/27)までの当クリニックの
新型コロナウイルス感染症の検査実績です。
(スケールは省略しています)

ようやく陽性者数・陽性率が減ってきた印象です。




2022年3月25日金曜日

新型コロナウイルス感染症の検査実績

 先週 (3/14〜3/20) までの当クリニックの
新型コロナウイルス感染症の検査実績です。
(スケールは省略しています)

ようやく陽性者数・陽性率が減ってきた印象を持っていますが
今週は先週よりも微増の印象あります。
(今週分は来週アップする予定です)






かすやキッズネット4月号

 今月(第156号は
『小児用新型コロナワクチン』です。

現在(3月上旬新型コロナウイルス感染症(オミクロン株)の流行

のピークは過ぎた感はありますが、患者数の減少は

緩やかで引き続き十分な感染対策が必要です。


当クリニックでも3月上旬のコロナウイルス患者数・検査陽性率

2月と同程度で、流行は遷延していると感じます。


さて3月より小児用(511)新型コロナワクチンの接種が

スタートします。現時点(3月上旬)でのポイントを示します。


・現在の流行の主体は若年者特に10代以下の割合

 が多く,保育施設や学校でのクラスターが続いている.

・現在はファイザー社製のみ

・従来のワクチンに比べmRNA量は1/3.

・発症予防効果は十分にあるとされている

  *オミクロン株(BA.1, 2)への有効性を示すデータは

   まだ十分に得られていないとも.

・副反応の出現頻度は12歳以上の接種者よりも低い.

3週間間隔で2回接種.



僕は現在の流行状況と、感染した場合の社会的制約

鑑みると接種するメリットはあると考えます。

不明な点はかかりつけ医に相談されてご検討下さい。



*この記事は粕屋町社会福祉協議会が毎月発行

 している<かすやキッズネット>の

『まちのお医者さん』に連載中です 。


2022年3月15日火曜日

新型コロナウイルス感染症の検査実績

1月下旬からの当クリニックの
新型コロナウイルス感染症の検査実績です。
(スケールは省略しています)

先週までは陽性率はまだまだ高いですね。
今週からようやく陽性者数が減ってきた
印象を持っていますが・・・

今週も町内では卒園式や卒業式が予定されています。
流行の収束が望まれます。





2022年2月16日水曜日

かすやキッズネット3月号

今月(第155号は

『おたふくかぜ(その3)』です。


2016年度の糟屋地区(人口約30万人: 地域の二次

医療に相当する) に属する全小中学校の生徒

52校・約28,000人を対象とした調査を行い、

おたふくかぜ患者数は1,045人でした。


一般的に 

“約1000人のおたふくかぜ患者に対し1人の難聴

の合併症を認める. 難聴は強い聴力障害を認め

有効な治療法がなく症状の改善は困難” と

いわれています。

そうするとおたふくかぜの大流行を認めた2016

年度の糟屋地区では計算上難聴発症例が懸念さ

ました。


そこで2017年春から以下の活動を始めました。

 情報の共有

(流行状況. おたふくかぜ・難聴への配慮等)

 ワクチンの接種勧奨 

 ワクチン接種費用への公費助成の実現


*偶然にも

 同年4月からNHK朝ドラ「半分、青い。」が

 始まり、同年秋には日本耳鼻咽喉科学会の

「ムンプス難聴の大規模全国調査」結果が公表され

 ました。この時は運命・奇跡のようなものを

 感じ、これらを励みに活動していきました。


(次号に続く)


*この記事は粕屋町社会福祉協議会が毎月発行

 している<かすやキッズネット>の

『まちのお医者さん』に連載中です 。


2022年1月23日日曜日

かすやキッズネット2月号

今月(第154号)は

『おたふくかぜワクチン(その2)』です。

                     

糟屋地区におけるおたふくかぜ流行の実態

調査(疫学調査)を行うに当たって一番頭を

悩ませたのは調査対象集団の設定でした。


なぜなら調査対象の設定が疫学調査の土台

となるからです。


とはいえ “おたふくかぜの疫学調査として

17町に及ぶ自治体の小児を、同一条件で

もれなくカバーする調査” というのは日本

では前例がなかったので、自分なりに悩み

ながら関係機関に提案し協議していきました。


最終的には調査対象を『当地区における

小中学校52校』としました。

(理由は各自治体の同一年齢のほぼ全集団を

対象にでき、また第2種学校感染症である

ため実数を把握しやすいからです)


早速2017年春に地域の保健会の皆様に

2016年度のおたふくかぜ流行状況の情報提供

と実態調査の提案を行いました。


幸いにも保健会の皆様の調査趣旨へのご理解

を頂き、アンケート調査を行い、速やかに

結果の集計を行うことができました。


結果は・・・


2016年度の糟屋地区(17古賀市・新宮町・

久山町・粕屋町・篠栗町・志免町・須恵町・宇美町)

の 全公立小中学校 52校、生徒数27,857人の内、

おたふくかぜ罹患者は1,045人でした。


(次号に続く) 


*この記事は粕屋町社会福祉協議会が毎月発行

 している <かすやキッズネット> の

 『まちのお医者さん』に連載中です。