1週遅れの新型コロナウイルス感染症の検査実績です。
7/25〜7/31分です。
(スケールは省略しています)
陽性者数・陽性率は過去最高でした。
ちなみに陽性率は40%台でした。
ただ患者さんの殆どは発症後1〜2日間 は
発熱・全身倦怠感を強く感じておられますが
その後徐々に改善し
3〜4日間程度で軽快されています。
★以下、私見です
全数把握の見直し(縮小・中止)の議論が出てきています。
全数把握を縮小するということは
「COVID19の患者さんが周囲に多少いても
それを寛容する社会」と
僕は考えます。
COVID19のパンデミックが始まり
すでに2年半以上経過し
様々な知見が得られてきました。
もう次のフェイズに移行する時期でしょう。
COVID19の患者さんを軽んじる訳ではありませんが
本感染症の実情とそれにかけられる労力には
大きな乖離があります。
例えば・・・
診療は当然ですが
発生届の作成・報告においても
医療機関・保健所・関係機関では
大きな労力を費やしています。
現在の全数把握を続けると
マンパワーを含めた医療資源の疲弊・枯渇は進み
他の重症患者さんを診療することが困難になります。
(すでにそうですが・・・)
基礎疾患をもつハイリスクな医療従事者が
多数の軽症のCOVID19の患者さんの診療を
行っているという現実もあるようです。
「大きな集団としての施策」から
「個別の感染防御という施策」へ
段階的にシフトしていく時期でしょう。
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