2022年2月16日水曜日

かすやキッズネット3月号

今月(第155号は

『おたふくかぜ(その3)』です。


2016年度の糟屋地区(人口約30万人: 地域の二次

医療に相当する) に属する全小中学校の生徒

52校・約28,000人を対象とした調査を行い、

おたふくかぜ患者数は1,045人でした。


一般的に 

“約1000人のおたふくかぜ患者に対し1人の難聴

の合併症を認める. 難聴は強い聴力障害を認め

有効な治療法がなく症状の改善は困難” と

いわれています。

そうするとおたふくかぜの大流行を認めた2016

年度の糟屋地区では計算上難聴発症例が懸念さ

ました。


そこで2017年春から以下の活動を始めました。

 情報の共有

(流行状況. おたふくかぜ・難聴への配慮等)

 ワクチンの接種勧奨 

 ワクチン接種費用への公費助成の実現


*偶然にも

 同年4月からNHK朝ドラ「半分、青い。」が

 始まり、同年秋には日本耳鼻咽喉科学会の

「ムンプス難聴の大規模全国調査」結果が公表され

 ました。この時は運命・奇跡のようなものを

 感じ、これらを励みに活動していきました。


(次号に続く)


*この記事は粕屋町社会福祉協議会が毎月発行

 している<かすやキッズネット>の

『まちのお医者さん』に連載中です 。