今月(第104号)は『インフルエンザワクチンは効く?』です。
インフルエンザワクチンは「効く?」「効かない?」の質問をよく受けます。
僕はこの議論のポイントは3点あると考えます。
【人間の免疫】
インフルエンザの既往があっても罹患するケースがありウイルスの抗原変異に
人間の免疫システムが十分に対応できていない。
【ワクチンの限界】
現行の不活化スプリットワクチンでは自然免疫系への刺激がなく、
細胞性免疫の誘導ができず、ワクチンの効果は限定的である。
つまりインフルエンザ感染歴が少ない乳幼児にはワクチンの効果が少ないの
は当然である。またワクチンの製造過程での抗原性の変異による有効性
の低下(卵馴化)も指摘されている。
【体調管理】
インフルエンザは人間が本来持っている免疫システムを十分に発揮すれば、
多くの場合1週間以内の罹病期間を経て軽快する。
またワクチンの効果もより発揮される筈である。
従ってインフルエンザ感染予防で一番大切なのは、
自らの免疫システムを低下させない日々の体調管理であると考える。
従ってインフルエンザ感染予防で一番大切なのは、
自らの免疫システムを低下させない日々の体調管理であると考える。
*「インフルエンザワクチンは効く?効かない?」は、「効く」の定義が
曖昧であり、条件・対象によってその結論は異なります。
曖昧であり、条件・対象によってその結論は異なります。
僕は日々の体調管理をベースに感染機会へ配慮し、
その上でワクチンを接種します。
その上でワクチンを接種します。