2021年2月12日金曜日

かすやキッズネット3月号

今月(第143号)は『風しん予防接種費用の
助成制度』す。

粕屋町の『風しん予防接種費用の助成制度』
3月末に期限を迎えようとしています。本制度
の利用を検討されている方はご注意下さい。

妊娠初期の女性が風しんに罹るとお腹の赤ちゃん
に目・耳・心臓の異常が生じる可能性があります。
これは先天性風しん症候群“という病気で、現在
も年に数例の報告があります。風しんの治療薬は
ないためワクチンによる風しんの予防が唯一の対応策
となります。

【対象者】
粕屋町に住民票があり、抗体検査で抗体値が
低いことが確認されている以下の方
・妊娠希望者

・妊娠希望者及び妊婦の配偶者(パートナー含む)

 同居者

 

*詳細は粕屋町健康センターにお問い合わせ下さい。

*風しん抗体検査は福岡県内の指定医療機関で

 無料で実施されています。

 詳細は福岡県のホームページにてご確認下さい。



http://vc.town.kasuya.fukuoka.jp/syakaifukushi/index.html


*この記事は粕屋町社会福祉協議会が毎月

 発行している <かすやキッズネット> の

 『まちのおいしゃさん』のコーナーに

  連載中です。


2021年1月16日土曜日

福岡県の新型コロナウイルス感染症の発生状況

 先日、福岡県でも緊急事態宣言が発令

されました。そこで福岡県のHPで公表

されている新型コロナウイルス感染症の発生状況

を症例番号等を基に集計してみました。


*あくまで僕個人で集計したものであり

 その精度に関する責任は持ちません

 ことを了承下さい。


・全県の報告数 および その内の

   小学生表記・10歳未満の報告数

・居住地が糟屋郡の

   10歳未満・10歳代 の 報告数

・居住地が福岡市の

   10歳未満・10歳代 の 報告数 


これを見て感じることは・・・

 これまで学会等で指摘されているように

 ・小児 (特に10歳未満) の感染者は少ない

 ・小児の感染者は、その多くが身近な人

   (特に年長者)  からの感染例が多い

 (家庭内への持ち込み、そこからの感染)


メディアには感染者数の推移を煽るばかり

ではなく、感染者の感染要因・環境・伝播 

等の多面的な検証の報道を希望します。







かすやキッズネット2月号

今月(142)『新型コロナウイルスワクチン』です。

 

現在世界でワクチンの開発が進み、新しいタイプ

mRNAワクチン等の開発が先行しています。

既に米国・英国では200万以上の接種がなされ

ています。


有効性に関してはmRNAワクチンの臨床試験では

有効率90%以上という優れた効果が報告されま

した。ただしあくまで短期的な有効性であり、

長期的な有効性はまだ不明のようです。


副反応はアナフィラキシー等の重篤な有害事象の報告は

ありますが少数のようです。

疼痛・発熱・倦怠感等が比較的多いようです。

現時点で副反応に関しては「概ね安全であるが

今後の検証を踏まえて慎重に評価する」という

論調のようです。


今後日本では優先接種対象者(医療関係者・高齢

者・基礎疾患有者)への速やかな接種体制の構築・

接種が進められる予定です。


*ワクチンの有効率90%以上とは「接種した人の90%

は罹らず10%の人が罹る」という意味ではあり

ません。接種者は非接種者に比べて発症のリスク

10分の1になるというイメージです。

ちなみにインフルエンザワクチンの65歳未満の成人の有効

率は60%程度という報告があります。


1月上旬の情報を元に記載しています)


http://vc.town.kasuya.fukuoka.jp/syakaifukushi/index.html


*この記事は粕屋町社会福祉協議会が毎月

 発行している <かすやキッズネット> の

 『まちのおいしゃさん』のコーナーに

  連載中です。


2020年12月17日木曜日

かすやキッズネット 1月号

今月(141)『新型コロナウイルス感染症(COVID19)』です。

 

新年明けましておめでとうございます。

今年も粕屋町社会福祉協議会のお許しを得て

細々と連載予定です。


さて福岡県では10/8に解除された「福岡コロナ

警報」が12/12に再発動されました。

指定感染症(2類感染症相当)であるため慎重な

対応が必要ですが、過剰に反応せずに冷静に

対応しましょう。


現時点での小児のCOVID19に関する臨床像は

①無症状〜軽症者が多い 

②小児からの感染の広がりは少ない 

③小児の感染の大部分は家族内感染

 (小児での孤発例は少ない)

     のようです。


*以下私見です。


様々な要因があるためCOVID19の感染を

完全に制御することは困難です。

今後も患者数(正確にはPCR陽性者数)は増える

でしょう。ただ感染対策は特別な方法ではなく、

個人が徹底して行えば感染のリスクは低いと

考えます。

また感染・発症しても多くの人は軽症です。

大切なことは身近にいるハイリスク者への配慮です。


“医療崩壊” が世上喧しいです。

全ての資源に限りがあるように、医療資源に

も限りがあります。今回に限らずこれまでも

限られた資源の中で医療関係者はやり繰り

して医療サービスを提供してきました。

ただ今回のような制約が厳しいCOVID19へ

の医療対応では、もっと緊急性が高い・

重症度が高い疾患への対応ができなくなる

のは当然です。


日々の患者数の推移、ましてや Go to 云々

よりもっと根本的なことへの議論をなすべき

ではないかと思います。


医療資源には莫大な公費が投入されています。

資源捻出のためにどこかにしわ寄せが行くの

ではなく、大局的・現実的な判断が望まれま

す。


http://vc.town.kasuya.fukuoka.jp/syakaifukushi/kidsnet.html


2020年11月14日土曜日

かすやキッズネット12月号

 今月(第140号)は『『食物経口負荷試験』です。
                             
私のクリニックでは食物アレルギー(FA)のお子さんを対象に
月に数人のペースで経口食物負荷試験(OFC)を行って
います。

ガイドラインでは原因食物の厳格な除去ではなく
「必要最小限の除去」を推奨しており、
「症状を誘発しない・食べられる範囲までは食べる」
を奨めています。従ってFAのお子さんには
OFCを行い食べられる量を推測し、少しずつ摂取量
を増やしていく」という段階的解除を行っています。

以下に私のクリニックでのOFCの流れを簡単に記します。
①  即時型症状に関する問診
② OFCの適応ありと判断したらOFC説明・同意、
  OFCの予約
③ OFC当日はアレルゲン食物を少量ずつ摂取。
  90〜120分程度経過観察し、
  誘発症状がないことを確認して帰宅
④ 自宅で同食物を指定の量•回数•期間で摂取
⑤ 数週間後に増量した同食物でOFCを行う
  ・・・・・・・

以上を患者さんの状態に応じて数ヶ月間繰り返し、
段階的解除を目指します。

お子さんによっては1年近くかかるケースも
ありますが、多くのFAのお子さんは完全解除・
完全解除に近い状態まで進むことができます。
もちろん重度のFAのお子さんの場合は慎重な対応
が必要ですし、専門医療機関との連携が必要となる
ケースもあります。

2020年10月14日水曜日

かすやキッズネット11月号

 今月(第139号)

『ワクチンの接種間隔の変更』です。

101日からワクチンの接種間隔のルールが緩和

されました。異なるワクチンを接種する場合、

多くのワクチンの接種間隔の日数制限がなくなり

ました。

ただ例外となるケースは2つあります。


異なる注射タイプの生ワクチンを接種する

 場合:従来どおり4週間以上の間隔をあけます。

  (注射生ワクチン:MR・水ぼうそう・おたふく・

         BCGなど)


*同じワクチンを接種する場合:従来どおり

 規定された接種間隔を守ります。



★今の時期はインフルエンザワクチンを接種するお子さんが

 多いと思いす。

 例えばこれまではMRワクチンを接種した後は

 4週間以上間隔をあけないとインフルエンザワクチンが

 接種できませんでしたが、

これからはMRワクチンを接種した翌日に

インフルエンザワクチンが接種できるようになりました。

逆にインフルエンザワクチンを接種した翌日に、

他のワクチンの接種もできるようになりました。



http://vc.town.kasuya.fukuoka.jp/syakaifukushi/kidsnet.html

2020年9月15日火曜日

かすやキッズネット10月号

 今月(第138号)

『ロタウイルスワクチン が定期予防接種へ』です。

ロタウイルスワクチンが10月から定期予防接種になります。


【対象者】

 令和281日以降に生まれた乳児


【定期接種として開始される時期】

 令和2101


【ワクチンの種類と接種時期・接種回数】

 ワクチンには2種類あり、原則として同じワクチンを

 所定の回数接種していきます。

 *途中で他方のワクチンへの変更は原則として

 できません

 (どちらのワクチンも同様の効果が確認されて

  います)


     接種時期   接種回数 接種間隔

ロタリックス 生後6週〜24週  2回   4週間


ロタテック 生後6週〜32週  3回   4週間



【注意点】

・間違いを減らすために

 生後2ヶ月から他のワクチン (ヒブ・肺炎球菌・

 B型肝炎ワクチン等)との同時接種で スタートする


・ワクチンの副反応(まれではあるが腸重積)の

 可能性を 減らすために1回目はできるだけ

 生後146(およそ生後3ヶ月半)までに行う


*不明な点は粕屋町健康センター・医療機関へ

 問い合わせ下さい。


http://vc.town.kasuya.fukuoka.jp/syakaifukushi/kidsnet.html