2011年9月30日金曜日

こども健康教室でした

昨日は第9回こども健康教室をいつもの駕与丁公民館で行いました。

『食物アレルギー』をテーマに20分ほどお話をし、その後質問を受けながら
ざっくばらんな話をしました。

食物アレルギーという多様性のあるものに対してどこまで話ができるか、
正直難しさを感じていたのですが、日頃考えていることを中心に
お話をし、聞いていただいた方々の参考になればいいなと思っています。

参加していただいたみなさん、ありがとうございました。

細々とした健康教室ですが、来ていただいた方に多少なりとも
満足してもらえる内容を目指しています。

次回は12月か、来年1月を目論んでいます。

テーマ等でご要望があればご連絡下さい。

2011年9月16日金曜日

かすやキッズネット10月号

今月(第34号)は『インフルエンザワクチン』です。
 10月より医療機関でインフルエンザワクチン接種が始まります。そこでポイントを述べます。
【接種量の増加】13歳未満では1回の接種量が約2倍に増えました。従来は1歳未満は0.1mL、1歳以上6歳未満では0.2mL、6歳以上13歳未満では0.3mLでしたが、今秋より6ヶ月以上3歳未満では0.25mL3歳以上では0.5mLとなりました。なお接種回数には変更はなく、従来通り13歳未満では2回接種、13歳以上では1回接種(2回接種も可能)です。今回よりWHO推奨接種量に増量されたことにより、ワクチンの効果向上が期待されています。【接種年齢】6ヶ月未満のお子さんには接種できなくなりました。【ワクチンの効果】厚労省のQ&Aでは「ワクチンが感染を抑える働きは保証されていない」が、「発症を抑える効果は一定程度認められている」とあります。また過去の学会の見解として「1歳未満については有効性の確証は認められなかった。1歳以上6歳未満については発熱を指標とした・・・接種の意義は認められた」とあります。効果は年齢・個人によっても異なるため、リスクの高い方はワクチン接種以外の自己防衛も必要と考えます。粕屋町社会福祉協議会 http://vc.town.kasuya.fukuoka.jp/pages/kosodate.html

福岡県第36週(H23年9月5日〜9月11日)の感染症発生動向


*福岡県医師会のHPよりアクセスできます。

☆朝・晩は涼しくなり、風邪引きさんが増えてきた印象です。
☆北九州で細菌性髄膜炎が1例報告されているようです。

新しい子宮頸がん予防ワクチン

子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)としてこれまでは『サーバリックス』(GSK社)のみが公費助成対象ワクチンでしたが、9月15日より新しく『ガーダシル』(MSD社)が公費助成ワクチンとして認められました。ただ当クリニックでは当面の間は『サーバリックス』を接種していきます。理由として・・・
  子宮頸がん予防効果としては両者ともHPV16HPV18に対するワクチンであるため効果は同等と考えて良い。(*厚労省Q&A:直接比較したデータはない)
  免疫効果を増強する添加物(アジュバント)のため『ガーダシル』に比べて高い抗体価を長期間維持できる可能性がある。(推測ですが)
  『ガーダシル』は日本では8月に発売されたばかりであるため一時的にワクチンの供給が不足することも懸念されます。『ガーダシル』で接種開始した場合は2回目・3回目も『ガーダシル』を接種することになるため、現在のワクチン供給状況では『サーバリックス』を接種する方が無難であると私は考えます。今後状況が変化すれば再検討する予定です。                 
                 

2011年9月1日木曜日

休診のお知らせ

9月24日(土曜日)は院長が学会出張にて不在のため、

休診とさせていただきます。

ご了承下さいませ <(_ _)><(_ _)>