今月(第123号)は『夏かぜ』です
6月に入り、夏かぜの子どもさんの受診が増えてきたようです。
【夏かぜウイルス】
かぜのウイルスは寒冷・乾燥を好むため冬に流行することが多い
のですが、逆に高温・多湿を好むウイルスもおり、
これが夏かぜウイルスです。エンテロウイルス・アデノウイルス等がその代表
であり、数十種類いるといわれています。
【エンテロウイルス感染症】
咳は比較的軽く、発熱・のどの痛み・体幹や手足の発疹(突発性
発疹のように解熱後に発疹が出現することもある)が特徴的です。
下痢・腹痛などの消化器症状を認めることもあります。
・手足口病:手・足の丘疹や水泡、口腔内の小水疱が特徴です)
・ヘルパンギーナ:高熱と“のどちんこ”の両脇の水疱が特徴。
よだれ・嚥下痛が強い時もある)などが代表的な病気です。
【アデノウイルス感染症】
発熱・のどの痛みに加えて、結膜炎を認める場合もあります。
・咽頭結膜熱:高熱・のどの痛み・充血などを認める。
プール熱とも呼ばれますがプール以外でも感染します。
・流行性角結膜炎
それぞれ学校保健安全法で出席停止期間がきまっています。
【対処法】
他の多くのウイルス感染症と同様に治療薬はないため
対症療法で対応していきます。
http://vc.town.kasuya.fukuoka.jp/syakaifukushi/kidsnet.html
他の多くのウイルス感染症と同様に治療薬はないため
対症療法で対応していきます。
http://vc.town.kasuya.fukuoka.jp/syakaifukushi/kidsnet.html