2019年9月29日日曜日

出前講座:乳幼児の食物アレルギー


昨日9/28 (土) は、粕屋町社会福祉協議会主催の
子育て出前講座 特別編、
『乳幼児の食物アレルギーのお話し会』を行ってきました。
今回で第10回目でした。

特別な話はできませんが、僕自身が日頃感じていることを
気合いを入れて?準備して臨んでいます。

毎回スライドが多く、早口になってしまうので、
今回はスライドを36枚までに減らしました。
(なんとか10分オーバーで済みました・・・)

後半は質問を頂き、お話しをさせていただきました。
会の中でも話しましたが、「基本的な考え方」をベースに
患者さんの個別性に応じた診療をしていきます。
限られた時間の中で患者さんのバックグラウンドが
十分に把握できず、十分な回答ができたかどうか・・・

(これはクリニックの診療にも同様の構造があります)

僕はアレルギー専門医ではありませんが、
来年も開催されるのであれば、
更にブラッシュアップしていきます。

*アンケートで回答していただいた中に
「普段感じている疑問が理解できた」とありました。
その部分は特に力を込めてスライドを作ったので
非常に嬉しかったです。

*スライドは一部です。


  


  


  



2019年9月13日金曜日

キッズネット10月号

今月(第126号)は『インフルエンザワクチン』です。
      
10月から インフルエンザワクチン の接種がスタートされると思います。
そこで今回はインフルエンザワクチンのポイントを述べます。

【人間の免疫システム】
過去にインフルエンザの既往があっても感染してしまうケースが
あるように、人間の免疫システムがインフルエンザウイルスの抗原変異に
十分に対応できていないと考えられます。

【ワクチンの限界】
現行の不活化スプリットワクチンでは自然免疫系への刺激がなく
細胞性免疫の誘導ができないため、ワクチンの効果は限定的に
なってしまいます。インフルエンザ感染歴が少ない乳幼児にはワクチンの
効果が少ないのは当然です。またワクチンの製造過程での抗原性の
変異による有効性の低下(卵馴化)も指摘されています。

【ワクチンを接種する前に】
インフルエンザは人間が本来持っている免疫システムが十分に発揮され
れば、多くの場合1週間以内に治ります。
現行のインフルエンザワクチンの効果は限定的であるため、自分の免疫
システムを低下させないような体調管理を行ったり、感染機会に

配慮した防衛策をとった上でのワクチン接種を推奨します。

http://vc.town.kasuya.fukuoka.jp/syakaifukushi/kidsnet.html


 9/28() 14時から粕屋町福祉センターにて
 『乳幼児の食物アレルギーのお話し会』を開催します。
  お気軽に参加下さい。



2019年9月7日土曜日

第19回 YOOSAKOI かすや祭り

今年は
10/12(土)・10/13(日)
ですね!




2019年9月2日月曜日

日本外来小児科学会にて

8/31・9/1 は、国際会議場で開催された
第29回 日本外来小児科学会に参加してきました。

口演・ポスター発表形式で、演題発表してきました。

自分なりに、約3年間の活動に一区切りつけたつもりです。

それなりの反響はあったかと思います。
全国の先生方から声をかけていただきました。

前例がなければ、自分で調べて、自分で動けばいい。
自らその妥当性を検証しながら、粘り強く活動する。

いろんな意味で大変勉強になりました。

関係者の方々には大変お世話になりました。
ありがとうございました。

それにしても、行政の方々の英断だったと思います。