今月(第141号)は『新型コロナウイルス感染症(COVID19)』です。
新年明けましておめでとうございます。
今年も粕屋町社会福祉協議会のお許しを得て
細々と連載予定です。
さて福岡県では10/8に解除された「福岡コロナ
警報」が12/12に再発動されました。
指定感染症(2類感染症相当)であるため慎重な
対応が必要ですが、過剰に反応せずに冷静に
対応しましょう。
現時点での小児のCOVID19に関する臨床像は
①無症状〜軽症者が多い
②小児からの感染の広がりは少ない
③小児の感染の大部分は家族内感染
(小児での孤発例は少ない)
のようです。
*以下私見です。
様々な要因があるためCOVID19の感染を
完全に制御することは困難です。
今後も患者数(正確にはPCR陽性者数)は増える
でしょう。ただ感染対策は特別な方法ではなく、
個人が徹底して行えば感染のリスクは低いと
考えます。
また感染・発症しても多くの人は軽症です。
大切なことは身近にいるハイリスク者への配慮です。
“医療崩壊” が世上喧しいです。
全ての資源に限りがあるように、医療資源に
も限りがあります。今回に限らずこれまでも
限られた資源の中で医療関係者はやり繰り
して医療サービスを提供してきました。
ただ今回のような制約が厳しいCOVID19へ
の医療対応では、もっと緊急性が高い・
重症度が高い疾患への対応ができなくなる
のは当然です。
日々の患者数の推移、ましてや Go to 云々
よりもっと根本的なことへの議論をなすべき
ではないかと思います。
医療資源には莫大な公費が投入されています。
資源捻出のためにどこかにしわ寄せが行くの
ではなく、大局的・現実的な判断が望まれま
す。
http://vc.town.kasuya.fukuoka.jp/syakaifukushi/kidsnet.html