2022年9月20日火曜日

新型コロナウイルス感染症検査実績

 新型コロナウイルス感染症の検査実績です。
(スケールは省略しています)

9/5の週から陽性者数は減少しています。
新学期から陽性者数が増加すると
懸念されていましたが、
むしろ減少してきています。

2週続けて陽性率は10%台でした。

来週より一律の全数把握が中止されるようです。
このまま現状に即した対応になっていくことを
願います。



かすやキッズネット10月号

 今月(第162号)は『インフルエンザワクチン』です。


10月から インフルエンザワクチン 接種が医療機関で開始される

と思います。(今冬は3シーズンぶりにインフルエンザの流行

が予想されています)


【人間の免疫システム】

過去にインフルエンザの既往があっても感染してしまうケース

があるように、人間の免疫システムがインフルエンザウイルスの

抗原変異に十分に対応できていないと考えられます。


【ワクチンの限界】

現行の不活化スプリットワクチンでは自然免疫系への刺激がなく

細胞性免疫の誘導ができないため、ワクチンの効果は限定的

なってしまいます。

インフルエンザ感染歴が少ない乳幼児にはワクチンの効果が少ない

のは当然です。またワクチンの製造過程での抗原性の変異に

よる有効性の低下(卵馴化)も指摘されています。


【ワクチン接種に加えて】

現行のインフルエンザワクチンの効果は限定的なため、自分の免疫

能を低下させないよう体調管理を行ったり、

感染機会に配慮した防衛策を行うことが大切です。


【同時接種】

新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種は可能です。

しかし新型コロナワクチンとインフルエンザ以外のワクチンとの同時接種

は不可能です。13日以上の間隔をあける(14日目以降

から接種可能なっています。(20229月上旬時点)


*この記事は粕屋町社会福祉協議会が毎月発行している

 <かすやキッズネット>の『まちのお医者さん』に

 連載中です。


 

2022年9月3日土曜日

新型コロナウイルス感染症検査実績

  新型コロナウイルス感染症の検査実績です。
8/22〜8/28までの分です。
(スケールは省略しています)



2022年8月20日土曜日

かすやキッズネット9月号

今月(第161号)は『熱中症』です。


熱中症は「暑熱環境における身体適応の障害によって

起こる状態の総称」です。

スポーツ・仕事中に発症する<労作性>と日常生活で

発症する<非労作性>の2つに分類されます。


重症度はⅠ〜Ⅲ度に分類されます。


Ⅰ度:「めまい、立ちくらみ、顔色蒼白、頭痛、

    手足のしびれ・冷感・こわばり」等であり

    基本的に意識障害を認めません。

   「歩けない位きつがっているが、呼びかけ

    には返答できる」イメージです。

   発汗による体液の喪失と暑熱環境下の末梢血管

   拡張作用による脳血流の一時的な減少と考えら

   れ、涼しい環境で安静臥床(足を挙上)・濡タオル等

   によるクーリング・水分(できれば経口補水液)を

   摂取させながら経過観察します。

   症状は時間とともに変化していきます。

   改善しなければ医療機関へ受診して下さい。

 

 *「発汗・軽い頭痛・きつさを認めるが歩行可能」で

   あればⅠ度の前段階状態と考えます。 

   このような徴候を認めれば早目に涼しい環境で

   休まましょう。


Ⅱ度:Ⅰ度より重症化し意識障害「ぼーっとして反応が

    鈍い」が顕在化してきます。高体温による

    臓器障害が強くなる可能性があり、

    医療機関を速やかに受診してください。


*この記事は粕屋町社会福祉協議会が毎月発行している

 <かすやキッズネット>の『まちのお医者さん』に

 連載中です。


 

新型コロナウイルス感染症検査実績

 新型コロナウイルス感染症の検査実績です。
8/1〜8/7分です。
(スケールは省略しています)



2022年8月6日土曜日

新型コロナウイルス感染症の検査実績

1週遅れの新型コロナウイルス感染症の検査実績です。
7/25〜7/31分です。
(スケールは省略しています)

陽性者数・陽性率は過去最高でした。
ちなみに陽性率は40%台でした。

ただ患者さんの殆どは発症後1〜2日間 は
発熱・全身倦怠感を強く感じておられますが
その後徐々に改善し
3〜4日間程度で軽快されています。





★以下、私見です

全数把握の見直し(縮小・中止)の議論が出てきています。

全数把握を縮小するということは
「COVID19の患者さんが周囲に多少いても
それを寛容する社会」と
僕は考えます。

COVID19のパンデミックが始まり
すでに2年半以上経過し
様々な知見が得られてきました。
もう次のフェイズに移行する時期でしょう。

COVID19の患者さんを軽んじる訳ではありませんが
本感染症の実情とそれにかけられる労力には
大きな乖離があります。

例えば・・・
診療は当然ですが
発生届の作成・報告においても
医療機関・保健所・関係機関では
大きな労力を費やしています。

現在の全数把握を続けると
マンパワーを含めた医療資源の疲弊・枯渇は進み
他の重症患者さんを診療することが困難になります。
(すでにそうですが・・・)

基礎疾患をもつハイリスクな医療従事者が
多数の軽症のCOVID19の患者さんの診療を
行っているという現実もあるようです。

「大きな集団としての施策」から
「個別の感染防御という施策」へ
段階的にシフトしていく時期でしょう。

2022年7月25日月曜日

かすやキッズネット8月号

 今月(第160号)は
『おたふくかぜワクチン(その6)』です。

                             

201812月、行政からのヒアリング要請に対し

①糟屋地区の2016年のおたふくかぜ流行の
  大規模疫学調査の結果
②憂慮される合併症 (特に難聴)
③対策としてのワクチン接種及び接種費用への
 公費助成の検討 

上記①〜③についてプレゼンテーションを行いました。

今回の私の活動で肝に銘じていた
『独りよがりの提案ではなく
客観的なデータをもとに現実的な提案を行い
町の予算編成の中で現実的な検討行って
いただく』という姿勢で行いました。

関係者の方々には真摯に対応していただき、
質疑応答も十分に行えました。

そして・・・2019年度から
『おたふくかぜワクチン予防接種費用の助成事業』
スタートすることとなりました。

その後同様の事業が古賀市・篠栗町でも開始さ
れ、粕屋町では2021年度から対象年齢が小学校
就学前まで拡大されることとなりました。

201612月から始まった活動は約3年で一つの
区切りをつけました。

長いような、早かったような・・・

ただ当地のこどもの医者として
やっと「けじめをつけることができた!」
というのが率直な思いでした。

最後に・・・本活動においてご指導ご協力いただ
いた方々に深謝いたします。

6回に渡った本テーマの記事は
これで終了します。

*この記事は粕屋町社会福祉協議会が毎月発行
 している<かすやキッズネット>の
『まちのお医者さん』に連載中です。