今月(第129号)は『保険診療』です。
新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
今回は堅めのテーマ「保険診療」についてです。
本年もよろしくお願いします。
今回は堅めのテーマ「保険診療」についてです。
私達「保険医」が「保険医療機関」で行う診療行為(保険診療)は
“療養担当規則”に則って行うことが原則となります。
親御さんから「△△が流行っているので検査を希望する」等の要望
があります。ただ “療養担当規則”では「各種検査は診療上必要が
認められる場合に行う」とあるため、必要な検査項目を選択し、
段階を踏んで検査を実施します。
たしかに必要な検査項目の判断は難しいのですが、
患児の症状(その程度, 重症度)・経過・見通しを総合的に勘案して
検査を実施します。
不顕性感染の可能性まで考えて検査を際限なく行ってしまうと
日本の保険診療は破綻します。
たしかに必要な検査項目の判断は難しいのですが、
患児の症状(その程度, 重症度)・経過・見通しを総合的に勘案して
検査を実施します。
不顕性感染の可能性まで考えて検査を際限なく行ってしまうと
日本の保険診療は破綻します。
また自分の頭で物事を見る・考える・先を見通すという大切な能力が
育ちません。このような診療を100%成し遂げることは不可能です
が、“療養担当規則”を原則としながら患児の状況に即した診療を