今月(第128号)は『食物経口負荷試験』です。
私のクリニックでは食物アレルギー(FA)のお子さんを対象に月に
数人のペースで経口食物負荷試験(OFC)を行っています。
ガイドラインでは原因食物の厳格な除去ではなく「必要最小限
の除去」を推奨しており「症状を誘発しない・食べられる
範囲までは食べる」を奨めています。
数人のペースで経口食物負荷試験(OFC)を行っています。
ガイドラインでは原因食物の厳格な除去ではなく「必要最小限
の除去」を推奨しており「症状を誘発しない・食べられる
範囲までは食べる」を奨めています。
従ってFAのお子さんには「OFCを行い食べられる量を推測
し、少しずつ摂取量を増やしていく」という段階的解除を
行っています。
以下に私のクリニックでのOFCの流れを簡単に記します。
② OFCの適応ありと判断したら、OFCの説明・同意、
その後予約していただく
③ OFC当日は事前に指定したアレルゲン食物を少量摂取して、
60〜90分程観察。誘発症状がないことを確認し帰宅
④ 自宅で同食物を指定の量・回数・期間で摂取
⑤ 数週間後に再診、増量した同食物でOFCを行う
・・・・・
以上をお子さんの状況に追う捨て数ヶ月間繰り返し、
段階的解除を目指します。
お子さんによっては1年近くかかるケースもありますが、
多くのお子さんは完全解除もしくはそれに近い状態まで
進むことができるようです。
もちろん重度のFAのお子さんの場合は慎重な対応が必要
ですし、専門医療機関との連携が必要となるケースも
あります。
http://vc.town.kasuya.fukuoka.jp/syakaifukushi/kidsnet.html
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