2011年10月20日木曜日

かすやキッズネット11月号

今月(第35号)は『ロタウイルスワクチン』です。
冬季の乳幼児の感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の原因ウイルスで最も多いのがロタウイルスです。感染力が非常に強く、年間約80万人の小児が医療機関を受診し、そのうちの約10%程度が脱水症や合併症で入院しているようです。このロタウイルスに対するワクチンは120ヵ国以上で接種されており、日本でも11月中旬以降よりロタリックス(商品名)が接種可能(任意接種)となる予定です。【ポイント】①口から飲むワクチンである②生後6週から24週までに2回接種する。(生後6ヶ月までには接種を完了)また接種間隔は4週間以上あける③生ワクチンであるため、他のワクチンを接種する場合は本ワクチンを接種後27日以上の間隔をあける③現時点では行政からの補助がないため費用負担が発生する【接種スケジュール】本ワクチンの接種時期は、Hib・肺炎球菌・DPTBCG・ポリオ等のワクチン接種時期と重なっているため、他のワクチンとの同時接種を行わないと難しいと考えます。またできるだけ早期(生後6週以降)に1回目を接種することがポイントになると思います。重症のロタウイルス胃腸炎の発症を90%以上予防するといわれているワクチンです。上記事項を参考にしていただければ幸いです。
*粕屋町社会福祉協議会 http://vc.town.kasuya.fukuoka.jp/pages/kosodate.html

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