2019年7月19日金曜日

キッズネット8月号

今月(第124号)は『熱中症』です。

熱中症は「暑熱環境における身体適応の障害によって起こる状態の総称」
です。スポーツ・仕事中に発症する<労作性>と日常生活で発症する
<非労作性>の2つがあり、重症度はⅠ〜Ⅲ度に分類されます。

Ⅰ度の症状は「めまい、立ちくらみ、顔色蒼白、頭痛、手足のしびれ・
冷感・こわばり」等であり、基本的に「意識障害を認めません」。
僕は「歩けない位きつがっているが、呼びかけにはきちんと返答できる」
とイメージしています。主な病態は発汗による体液の喪失と暑熱環境下
の末梢血管拡張作用による脳血流の一時的な減少と考えられ、涼しい
環境下で安静臥床(足を挙上)・ぬれタオル等によるクーリング・水分
(できれば経口補水液)の摂取等をさせながら経過観察していきます。
*「強い発汗・軽い頭痛・きつさを認めるが、支障なく歩行可能」程度
 であれば、Ⅰ度の前段階状態と考えます。
 このような徴候を認めれば早目に涼しい環境で休ませましょう。
 症状は時間とともに変化していきます。症状が改善しなければ
 医療機関へ受診してください。

Ⅱ度になるとⅠ度より重症化し意識障害「ぼーっとして反応が鈍い」、
経口摂取不能 がより顕在化してきます。
Ⅱ度では高体温による臓器障害が強くなる可能性があり、医療機関を
速やかに受診してください。特定の遺伝子タイプを持っている人では、高温

環境下では血管障害をきたしやすくリスクが高いとも言われています。

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2019年7月10日水曜日

おたふくかぜワクチンの公費助成

昨日午後は診療を早目に終了し、
自治会館で行われた研修会で
糟屋地区の養護教諭の先生方約50人に
お話をさせていただきました。

2017年12月:8つの自治体の疫学データを基に議会に陳情。
2018年3月:議会でプレゼンテーション。陳情の採択。
2019年3月:行政よりGoサインがでました。

このベースとなった疫学データは
学校保健会のご協力によるものです。

同会への御礼を兼ねてご報告をしようと思っていましたが
ようやくその機会を得て、お話をさせていただきました。
同会の先生方には大変感謝しております。
今後ともよろしくお願いいたします。

本疫学調査の継続と
今後のありかたを検討しています。




2019年6月17日月曜日

キッズネット7月号

今月(第123号)は『夏かぜ』です
                             
6月に入り、夏かぜの子どもさんの受診が増えてきたようです。

【夏かぜウイルス】
かぜのウイルスは寒冷・乾燥を好むため冬に流行することが多い
のですが、逆に高温・多湿を好むウイルスもおり、
これが夏かぜウイルスです。エンテロウイルス・アデノウイルス等がその代表
であり、数十種類いるといわれています。

【エンテロウイルス感染症】
咳は比較的軽く、発熱・のどの痛み・体幹や手足の発疹(突発性
発疹のように解熱後に発疹が出現することもある)が特徴的です。
下痢・腹痛などの消化器症状を認めることもあります。

・手足口病:手・足の丘疹や水泡、口腔内の小水疱が特徴です)
・ヘルパンギーナ:高熱と“のどちんこ”の両脇の水疱が特徴。
 よだれ・嚥下痛が強い時もある)などが代表的な病気です。

【アデノウイルス感染症】
発熱・のどの痛みに加えて、結膜炎を認める場合もあります。

・咽頭結膜熱:高熱・のどの痛み・充血などを認める。
 プール熱とも呼ばれますがプール以外でも感染します。
・流行性角結膜炎

それぞれ学校保健安全法で出席停止期間がきまっています。

【対処法】
他の多くのウイルス感染症と同様に治療薬はないため
対症療法で対応していきます。


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2019年6月10日月曜日

花の日の訪問

先日、『花の日の訪問』として
院長が園医をしている保育施設の
園児さんの訪問を受けました。
嬉しい頂き物もありました。

毎年ありがとう  (^_^)
みんなの健康に寄与できるよう
微力ながらもがんばります!!



(院長だけカメラ目線で恐縮です・・・)

2019年5月18日土曜日

かすやキッズネット6月号

今月(第122号)は
『粕屋町のおたふくかぜワクチン接種費用の助成事業』です。
                            
6月より粕屋町では「おたふくかぜワクチン接種費用の助成事業」
が始まります。

【対象者】
 6月1日以降に本ワクチンを接種されるお子さんで、接種当日に
 粕屋町に住民登録 がある1歳以上4歳未満 のお子さん。

【助成額】
 接種費用のうち、3,000円を上限に助成があります。
  *全額の助成ではありません。
  *助成は1回の接種のみに限ります。

【助成方法】
 まず医療機関に接種費用を全額お支払いしていただきます。
 その後必要書類を粕屋町健康づくり課に申請していただき、
 粕屋町から助成金が支払われます。

【必要書類】
 ・予防接種済証 または 予診票 いずれかの写し
 ・領収書原本
 ・振込先口座がわかるものの写し 
 ・申請者本人確認書類(運転免許証等)
 ・認印


*不明な点は「粕屋町健康づくり課」にお問い合わせください。
      (TEL:092-938-0258)

*本事業は粕屋町単独の事業であり、
 福岡県では3番目の実施自治体です。
 2016年度の糟屋地区のおたふくかぜの大流行を踏まえての
 事業です。
 この機会におたふくかぜワクチンの接種を検討しませんか?

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2019年4月18日木曜日

かすやキッズネット5月号

今月(第121号)は『風しん抗体検査・ワクチン接種の公費助成制度』です。
                            

「風しん」の増加を認めており、福岡県でも同様の傾向を認めています。
妊娠初期の女性が風しんに罹ると生まれてくる赤ちゃんが目・耳・心臓の病気
(先天性風しん症候群)になってしまう可能性が高くなります。
風しんの治療薬はないためワクチンによる予防が唯一の対応策となります。
そこで数年前から福岡県では風しん抗体検査の助成制度がスタートし、
今年から粕屋町では風しんワクチン接種費用の助成事業がスタートしました。
また4月からは国の事業(実施主体は自治体)として風しんの第5期の
定期接種事業が開始しました。
複数の事業がスタートしたばかりであり、行政・医療機関も混乱している
印象です。紙面のスペースもあるため簡単にポイントを記します。

【風しん第5期の定期接種】
昭和37年4月2日〜昭和54年4月1日生まれの男性にクーポン券が発行される。
抗体検査・抗体値の確認を行い、対象者にワクチン接種を行う。
実施医療機関は厚生労働省のホームページ等を参照。

【福岡県の風しん抗体検査事業】
対象者:①妊娠希望者(妊婦は除く)。
    ②妊婦もしくは妊娠希望者の配偶者・パートナー・同居者。
実施医療機関:福岡県のホームページ等を参照。

【粕屋町の風しん予防接種助成事業】
抗体検査・抗体値の確認が必要。
対象者にワクチン接種を行う。
助成額は上限5,000円で、ワクチン接種後に必要書類を準備して粕屋町に申請。

*全ての医療機関で行っているわけではないので
 詳細は厚生労働省や福岡県のホームページ等を参照されるか、
 粕屋町にお問い合わせください。

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2019年3月19日火曜日

キッズネット4月号

今月(第120号)は『赤ちゃんの予防接種のポイント』です。
                             
新年度になりましたので、ポイントをおさらいします (^ ^) 
①    生後2ヵ月からスタートしましょう。
② 接種できる時期が来たら早目に接種しましょう。
 *赤ちゃんは感染症に対する免疫力が低いため推奨される時期に
  なったら速やかに接種して早目に免疫を確立させましょう。
③ 接種時期に注意しましょう。
 *以下のワクチンでは気をつけましょう.
  ロタウイルスワクチンの1回目は生後14週6日までに接種する.
  4種混合ワクチンの1回目は生後3ヵ月から接種開始する.
  B型肝炎ワクチン(定期接種分)の3回目は1回目の接種から
  139日以上あけて1歳の誕生日の前日までに接種する.
  BCGは生後5ヵ月から1歳の誕生日の前日までに接種する.
④ できるだけ同時接種で行いましょう。

☆予防接種には定期接種・任意接種があり、接種時期が細かく
  規定されているものもあります。
  不明の点があれば医師にご相談下さい。

☆赤ちゃんが対象ではありませんが・・・
 ・現在粕屋町では風しんワクチン接種費用の助成が行われています。
  対象者・助成期間等の詳細は粕屋町へお問い合わせ下さい。
 ・新年度から風疹(第5期)定期接種がスタートの予定です。
  対象者・助成期間等の詳細は粕屋町へお問い合わせ下さい。