今月(第175号)は
『インフルエンザワクチン』です。
10月から インフルエンザワクチン 接種が医療機関で
開始されていると思います。
(今冬はコロナウイルス感染症との
同時流行も懸念されています)
【人間の免疫システム】
過去にインフルエンザの既往があっても感染して
しまうケースがあるように
そもそも人間の免疫システムがインフルエンザウイルスの
抗原変異に十分に対応できて
いないことが考えられます。
【ワクチンの効果】
現行の不活化スプリットワクチンでは
自然免疫系への刺激がなく
細胞性免疫の誘導ができないため
インフルエンザ感染歴が少ない乳幼児にはワクチンの
効果が限定的な傾向にあります。
またワクチンの製造過程での抗原性の変異による
有効性の低下(卵馴化)も指摘されています。
*今年のノーベル賞でも話題になりました
新しいmRNAの技術を使った
新しいワクチンの治験中であり
実用化が期待されています。
【同時接種】
インフルエンザワクチンとコロナワクチンとの
同時接種は可能です。
(インフルエンザワクチンとコロナワクチンの接種間隔に
特に制限はありません)
*この記事は粕屋町社会福祉協議会が
毎月発行している
<かすやキッズネット> に連載中です
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