今月(第142号)は『新型コロナウイルスワクチン』です。
現在世界でワクチンの開発が進み、新しいタイプの
mRNAワクチン等の開発が先行しています。
既に米国・英国では200万以上の接種がなされ
ています。
有効性に関してはmRNAワクチンの臨床試験では
有効率90%以上という優れた効果が報告されま
した。ただしあくまで短期的な有効性であり、
長期的な有効性はまだ不明のようです。
副反応はアナフィラキシー等の重篤な有害事象の報告は
ありますが少数のようです。
疼痛・発熱・倦怠感等が比較的多いようです。
現時点で副反応に関しては「概ね安全であるが
今後の検証を踏まえて慎重に評価する」という
論調のようです。
今後日本では優先接種対象者(医療関係者・高齢
者・基礎疾患有者)への速やかな接種体制の構築・
接種が進められる予定です。
*ワクチンの有効率90%以上とは「接種した人の90%
は罹らず10%の人が罹る」という意味ではあり
ません。接種者は非接種者に比べて発症のリスク
が10分の1になるというイメージです。
ちなみにインフルエンザワクチンの65歳未満の成人の有効
率は60%程度という報告があります。
(1月上旬の情報を元に記載しています)
http://vc.town.kasuya.fukuoka.jp/syakaifukushi/index.html
*この記事は粕屋町社会福祉協議会が毎月
発行している <かすやキッズネット> の
『まちのおいしゃさん』のコーナーに
連載中です。
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