今月(第106号)は『おねしょ・夜尿症』です。
夜尿:夜間就寝中に無意識に排尿し、衣類や寝具を濡らして
しまうことの総称です。
おねしょ: 幼児期の夜間の排尿抑制の未熟さによる生理現象
と考えられています。
夜尿症 :就学以降も頻回に夜尿が続いている状態でありQOL
改善を目的に対応が検討されます。
夜尿症の頻度は 6歳で約10%、10歳で約5%と言われています。
夜尿症の原因は様々ですがその主なものとしては
① 夜間の抗利尿ホルモンの分泌が少ないために夜間の尿産生が
抑制されない
② 夜間の膀胱機能の未熟性
と考えられています。
一般的には ①②ともに成長と共に改善していくものです。
治療は、夜間の水分摂取制限を初めとする生活指導・薬物療法・
アラーム療法等がお子さんの状況に応じてなされていきます。
僕自身はその子自身の夜尿への感覚を無意識的→意識的にする
ようなアプローチが大切と考えます。その第一歩としての生活指導
であり、ここを徹底することによってその子自身の無意識であ
った夜尿への「感覚」が芽生え、自らの「能動的な」夜尿への
問いかけが創られていくのではないか・・・と考えています。
問いかけが創られていくのではないか・・・と考えています。
*「排尿・排便・おなら・・・」は最初は受動的な行為であった
ものを徐々に能動的にコントロールするよう身に付ける
(個人的・社会的に試行錯誤しながら身に付ける)という
極めて個人的なスキルだと考えています。
いかがでしょうか?
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