今月(第93号)は『病気に対する考え方』です。
新年第1回目ということで趣向を変えて、個人的な雑感を少々・・・
先月某医療サイトが閉鎖されましたが、皆さんは何を感じましたか?
僕は以下のことを感じました。
僕も含め多くの人は、不安に関連した情報であれば気になりますし、僕は以下のことを感じました。
しかもそれが「A→B」というようにパターン化されてあればつい信じ
てしまう・・・と思います。
しかし人間は生物という面と社会生活で創られる面を持つため、
同じ病名であっても個人によってそのあり方は異なりますし、
そんなに単純なものではありません。
「A→B」も条件によっては「A→C」「A→D」となることを現実社会
ではよく経験しますし、病気でも同じだと思います。
従って患者さんの病状を「A→B」に当てはめることよりも
「実際に患者さんがどういう症状をどういう経過で辿っているのか?
を地道に考えイメージし、そこから適切な対応を考え、更に状況に応じ
て軌道修正していく」ことがまずはベースとなる考え方だと思います。
もちろんメディアの医療情報は活用していくべきだとは思いますが、
それに振り回されるのでは本末転倒です。
また今日の常識は明日の非常識にもなり得ます。
まずは現実の患者さんにフォーカスした考え方をすべきだと思いますし、
僕自身もそうありたいと思います。
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