2014年1月20日月曜日

キッズネット2月号


今月(第58号)は『風疹』です。
昨年の全国の風疹患者報告数は、最も患者数の多かった一昨年の5倍の約14,000人でした。また先天性風疹症候群の赤ちゃんの報告数も昨年は約30人と一昨年の7倍以上でした。成人の風疹予防接種助成事業が昨年夏より各自治体で行われており、粕屋町でも風疹抗体が不十分な成人を対象に接種費用の助成事業が行われています。本事業は本年3月末までとなっているため、希望される方は接種を早目に検討しましょう。(詳細は粕屋町HPや医療機関にお尋ね下さい)
【先天性風疹症候群】先天性風疹症候群とは、風疹ウイルスに対する免疫を持たない妊婦が妊娠初期に風疹ウイルスに感染した場合、ウイルスが胎児へ感染してしまい、赤ちゃんに白内障・難聴・心臓病などの合併症を高率に合併するものです。風疹ウイルスの治療薬はないため、感染予防のためのワクチン接種が非常に重要になります。
【ワクチン】日本では昭和52年から女子中学生に風疹ワクチンの定期接種が開始されましたが、その後MMRワクチンによる副反応が問題となり、ワクチン接種率が低下しました。そのため現在の風疹患者の多くは成人であり、男性は20〜40歳台、女性では20歳台に多い傾向を認めます。*成人の風疹予防接種助成事業は本年3月末までです!なお現在も風疹ワクチンは不足しており、接種される場合は事前に医療機関に確認下さい。

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