2011年12月21日水曜日

かすやキッズネット1月号

今月(第37号)は『ワクチンの同時接種』です。
ワクチンの接種時期はその病気のかかりやすさ・重症度から決められており、Hibワクチン・肺炎球菌ワクチンは生後2ヶ月になったら、3種混合(DPT)ワクチンは生後3ヶ月になったら接種を開始するのが望ましいとされています。この時期から接種を開始するとそれぞれ3回ずつの接種が必要であり、赤ちゃんの時期に合計9回の接種が必要になります。赤ちゃんに早く免疫をつけてやれる点や冬の風邪が多い時期に健康な赤ちゃんが医療機関を受診する機会を減らせる点からも、ワクチンの同時接種は望ましい接種法と考えます。
日本小児科学会も『ワクチンの同時接種は子ども達をワクチンで予防できる病気から守るために必要な医療行為である』という声明を出しています。1本ずつ接種しても、同時に複数のワクチンを接種してもワクチンの効果・安全性に問題がないことが確認されています。米国では生後2ヶ月の赤ちゃんに5本のワクチンを同時接種しています。効率的・効果的なワクチン接種のために同時接種をおすすめします。
ふたばこどもクリニック とねがわ http://www.futabakodomo.com/  ☎957-1021 
*粕屋町社会福祉協議会 http://vc.town.kasuya.fukuoka.jp/pages/kosodate.html

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