2011年8月19日金曜日

かすやキッズネット9月号

今月(第33号)は『発熱』です。
発熱は苦しいものですが感染症で発熱するのは生物としての生きる術であるため、「発熱=悪」と単純に捉えるとそこで思考がストップします。また発熱の多くはウイルス感染によるもの(いわゆる風邪)であり、特別な治療をしなくても23日で解熱していく場合がほとんどです。発熱のお子さんでチェックすることは年齢・熱の高さ・病日・随伴症状と考えます。年齢では乳児(特に34ヶ月未満)では重症の細菌感染症が潜んでいるときがあるため、早目の検査・短いスパンで評価を行います。病日については、2〜3日以上発熱が遷延し元気がないようであれば、風邪以外の病気や合併症の可能性も考えていきます。(逆に発熱して間もなくて機嫌もよければ、しばらく自宅で経過観察されてもよいと考えます)随伴症状では乳幼児では発疹・充血・指趾の紅潮などがあれば川崎病の可能性も考えます。咳・喘鳴などの呼吸症状が強ければ、呼吸のサポートも検討します。鼻症状・耳症状があれば中耳炎の可能性も考えます。以上を考えながら経過の中で判断していきます。ふたばこどもクリニック とねがわ *第9回こども健康教室:929(木)13:3014:00駕与丁公民館(つどいの広場)テーマは『食物アレルギー』です。

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