かすやキッズネット２０１１年２月号

今月は『インフルエンザ』です。

昨年末から福岡でもインフルエンザの患者さんが急増してきています。現在流行しているインフルエンザの多くは新型（2009/10年Ａ型）のようです。2009/10年シーズンに流行し大きく騒がれた新型インフルエンザは、従来の季節性インフルエンザと同程度の症状であったようです。小児では重症肺炎の報告もありましたが、全体としての日本のインフルエンザによる死亡率は世界の中でも極めて低かったようです。病院では検査キットによる診断を行っていますが、発病後10時間位経過しないときちんと判定できないことが多いことに注意下さい。日本では約10年前より抗インフルエンザ薬が使用可能となり、昨年は単回投与で完結する吸入薬や注射薬も登場しました。いずれも発病後48時間以内に投薬を開始した場合に、投薬開始24〜48時間後より解熱していくようです。多くの方が軽快していく病気ですが、お子さんに意識レベルの低下・異常言動・強い呼吸症状（息苦しさや喘鳴）等を認める場合には早目に病院を受診して下さい。　ふたばこどもクリニック
＊粕屋町社会福祉協議会　http://vc.town.kasuya.fukuoka.jp/pages/kosodate.html