今月は『赤ちゃんのうんち』です。
【うんちの色】うんちの色は、体の中で作られる胆汁色素・腸の中の正常なばい菌の影響・食べ物の種類によって変化します。緑色のうんち、点状・糸状の血液が少量混じったうんち、ゼリー状の粘液が混じったうんち・・・などは赤ちゃんの機嫌がよく元気であれば問題ないことがほとんどです。ただ発熱・嘔吐・下痢・不機嫌がつづく・・・などの症状があれば医師に相談されて下さい。【便秘】生後1ヶ月過ぎより赤ちゃんの排便回数が減ってくることを経験しますが、これは便秘ではなく正常な経過です。便秘の定義は難しいのですが、一般的には「3日以上の排便間隔」+「固いうんち」と考えてよいでしょう。単に排便間回数が少ないだけのものを、便秘とは言いません。3日に1度程度の排便ペースであっても、『らくに』『やわらかい』うんちを出せていればあまり心配はありません。ただそれ以上の排便間隔になってくると腸の中でうんちの水分が吸収されてうんちがだんだん固くなり、排便困難になってくる可能性があります。また毎日排便があっても、コロコロの固い「ウサギのうんち」が続いていれば、やはり排便困難になってくる可能性があります。このような場合には便の性状や症状(排便時のいきみ・不機嫌)に気を配っていただき、症状があれば医師に相談されてみてください。*下痢については別の機会に。。。 ふたばこどもクリニック とねがわ