今月(第160号)は
『おたふくかぜワクチン(その6)』です。
『おたふくかぜワクチン(その6)』です。
2018年12月、行政からのヒアリング要請に対し
①糟屋地区の2016年のおたふくかぜ流行の
大規模疫学調査の結果
大規模疫学調査の結果
②憂慮される合併症 (特に難聴)
③対策としてのワクチン接種及び接種費用への
公費助成の検討
公費助成の検討
上記①〜③についてプレゼンテーションを行いました。
今回の私の活動で肝に銘じていた
『独りよがりの提案ではなく
客観的なデータをもとに現実的な提案を行い
町の予算編成の中で現実的な検討を行って
いただく』という姿勢で行いました。
関係者の方々には真摯に対応していただき、
質疑応答も十分に行えました。
そして・・・2019年度から
『おたふくかぜワクチン予防接種費用の助成事業』
がスタートすることとなりました。
その後同様の事業が古賀市・篠栗町でも開始さ
れ、粕屋町では2021年度から対象年齢が小学校
就学前まで拡大されることとなりました。
2016年12月から始まった活動は約3年で一つの
区切りをつけました。
長いような、早かったような・・・
ただ当地のこどもの医者として
やっと「けじめをつけることができた!」
というのが率直な思いでした。
最後に・・・本活動においてご指導ご協力いただ
いた方々に深謝いたします。
6回に渡った本テーマの記事は
これで終了します。
*この記事は粕屋町社会福祉協議会が毎月発行
している<かすやキッズネット>の
『まちのお医者さん』に連載中です。