今月(第102号)は『ムンプス難聴』です。
*ムンプス難聴とは、おたふくかぜによる難聴のことです。
9月上旬に2015年〜2016年(2年間)でのムンプス難聴の全国調査結果が
公表されました。それによると2年間で少なくとも336人のムンプス難聴
が確認され、その多くが5歳から12歳の小児であったようです。
また8割以上の方々に高度の難聴を認めており、これらの方々は今後も
日常生活に何らかの支障をきたす可能性があると考えられます。
「全国調査で2年間で336人のムンプス難聴が確認された」というデータは身近に感じられないかもしれませんが、キッズネット2月号に書きました
ように昨年度は粕屋地区でおたふくかぜの流行がありました。
ムンプス難聴はおたふくかぜの患者さんの数百人〜千人に1人の割合で
発生すると言われています。有効な対策はワクチンによるおたふくかぜ
の予防しかないため、ワクチンの接種をお勧めします。
世界的にはワクチン接種の徹底により、おたふくかぜはほぼ制圧されて
きています。。。
http://vc.town.kasuya.fukuoka.jp/syakaifukushi/kidsnet.html