今月(44号)は『最近のワクチン事情』です。
【4種混合ワクチン】11月より定期接種として開始されましたが、全国で供給量が不足しています。生後3か月を過ぎたら百日咳感染が憂慮されるため、本ワクチンが入荷されるまで接種を控えるのではなく、従来の3種混合+ポリオワクチンでの接種開始も検討しましょう。最初に使用したワクチンで最後まで接種することが推奨されていますが、以下の接種方法でも十分な効果が確認されています。「3種混合+ポリオワクチンで接種開始し、十分なワクチン供給になったら4種混合ワクチンで接種する」「4種混合ワクチンで開始し、ワクチン不足の場合は2回目以降を3種混合+ポリオワクチンを接種する」*ただし接種回数には注意して下さい。初回接種は3回、追加接種は1回、の合計4回を超えては接種できません。
【不活化ポリオワクチン】本年10月に1期追加接種が定期接種として認められました。初回接種(3回)終了後6ヶ月以上(12か月〜18か月)の間隔をおいて接種しましょう。
【ロタウイルスワクチン】昨年11月より接種開始されましたが、本年4月に「初回接種は生後14週6日までに行うことが推奨されている」旨が追記されました。*不明な点については医療機関・町役場にお問い合わせください。
【不活化ポリオワクチン】本年10月に1期追加接種が定期接種として認められました。初回接種(3回)終了後6ヶ月以上(12か月〜18か月)の間隔をおいて接種しましょう。
【ロタウイルスワクチン】昨年11月より接種開始されましたが、本年4月に「初回接種は生後14週6日までに行うことが推奨されている」旨が追記されました。*不明な点については医療機関・町役場にお問い合わせください。
*本原稿の締め切り後に、ポリオワクチンも全国的に供給不足となってきました。
当クリニックでも予約受付を一時中止とさせていただいています。