2019年6月17日月曜日

キッズネット7月号

今月(第123号)は『夏かぜ』です
                             
6月に入り、夏かぜの子どもさんの受診が増えてきたようです。

【夏かぜウイルス】
かぜのウイルスは寒冷・乾燥を好むため冬に流行することが多い
のですが、逆に高温・多湿を好むウイルスもおり、
これが夏かぜウイルスです。エンテロウイルス・アデノウイルス等がその代表
であり、数十種類いるといわれています。

【エンテロウイルス感染症】
咳は比較的軽く、発熱・のどの痛み・体幹や手足の発疹(突発性
発疹のように解熱後に発疹が出現することもある)が特徴的です。
下痢・腹痛などの消化器症状を認めることもあります。

手足口病手・足の丘疹や水泡、口腔内の小水疱が特徴です)
ヘルパンギーナ高熱と“のどちんこ”の両脇の水疱が特徴。
 よだれ・嚥下痛が強い時もある)などが代表的な病気です。

【アデノウイルス感染症】
発熱・のどの痛みに加えて、結膜炎を認める場合もあります。

咽頭結膜熱:高熱・のどの痛み・充血などを認める。
 プール熱とも呼ばれますがプール以外でも感染します。
流行性角結膜炎

それぞれ学校保健安全法で出席停止期間がきまっています。

【対処法】
他の多くのウイルス感染症と同様に治療薬はないため
対症療法で対応していきます。


http://vc.town.kasuya.fukuoka.jp/syakaifukushi/kidsnet.html


0 件のコメント:

コメントを投稿