2018年2月12日月曜日

キッズネット3月号

今月(第107号)は『インフルエンザ』です。
                             
インフルエンザの流行が続いており「微熱ですがインフルエンザでしょうか?」
「隠れインフルエンザでしょうか?」・・・等のご質問をよく受けます。

しかしこのような質問に対する「正解」はなく、常識的な対応を
するしかありません。愚直に病歴を聴取し、身体所見を観察し、
親御さんの意向を確認し、理にかなった判断・見通しを立てる・・・
つまり「正解」を求めるのではなく自分の思考がフェアであるかど
うかを自問自答していく地味な作業です。

世の中には様々な情報が流れており「今年のインフルエンザは○○」と
わかりやすい記事が多いため一種の思考停止を生み出しているの
ではないかと感じます。またすぐに「正解」を求めてしまう風潮
にも疑問を感じます。

世の中には、熟慮した上でインフルエンザ検査を積極的に行わず、
また抗インフルエンザ薬の処方に積極的でない医療施設もあります。
また最近はインフルエンザの治癒証明書・登園登校許可書の必要性に
ついても再考されてきています。

 http://vc.town.kasuya.fukuoka.jp/syakaifukushi/kidsnet.html


2018年2月11日日曜日

離乳食教室


競争率3倍の難関?を突破して参加してきました。


試食では
ジャガイモのすりつぶしを
初めて口にした赤ちゃんは
何を感じ・どんな像を描くんだろう・・・?
などと考えたりしていました。

講師の先生、スタッフの方々
ありがとうございました。



  


2018年1月15日月曜日

キッズネット2月号

今月(第106号)は『おねしょ・夜尿症』です。
                             
夜尿:夜間就寝中に無意識に排尿し、衣類や寝具を濡らして
   しまうことの総称です。
おねしょ: 幼児期の夜間の排尿抑制の未熟さによる生理現象
     と考えられています。
夜尿症 :就学以降も頻回に夜尿が続いている状態でありQOL
    改善を目的に対応が検討されます。

夜尿症の頻度は 6歳で約10%10歳で約5%と言われています。

夜尿症の原因は様々ですがその主なものとしては

 ① 夜間の抗利尿ホルモンの分泌が少ないために夜間の尿産生が
  抑制されない
 ② 夜間の膀胱機能の未熟性  

 と考えられています。
 一般的には ①②ともに成長と共に改善していくものです。

治療は、夜間の水分摂取制限を初めとする生活指導・薬物療法・
アラーム療法等がお子さんの状況に応じてなされていきます。

僕自身はその子自身の夜尿への感覚を無意識的→意識的にする
ようなアプローチが大切と考えます。その第一歩としての生活指導
であり、ここを徹底することによってその子自身の無意識であ
った夜尿への「感覚」が芽生え、自らの「能動的な」夜尿への
問いかけが創られていくのではないか・・・と考えています。


「排尿・排便・おなら・・・」は最初は受動的な行為であった
 ものを徐々に能動的にコントロールするよう身に付ける
 (個人的・社会的に試行錯誤しながら身に付ける)という
 極めて個人的なスキルだと考えています。

 いかがでしょうか?

2018年1月2日火曜日

新年

明けましておめでとうございます。

おかげさまで 
本年 11月で当クリニックは
開設10年を迎えます。

足元を意識しながら
Challege していきたい
と考えています。

本年もよろしくお願いします。



初日の出 @三日月山

2017年12月6日水曜日

キッズネット1月号

今月(第105号)は『ノロウイルスの検査』です。

嘔吐下痢症が流行しており、ノロウイルスの検査を希望する方が
いらっしゃいます。そこで本検査のポイントを示します。

★検査キット(イムノクロマト法)
 メリット:短時間(1020分程度)で判定可能.
      簡便であり, 一般の医療機関で検査可能.
 デメリット:検査感度が不十分(特異度は高い印象・・・)
       → 検査結果が『陰性』の場合, 判断が困難.
       検体は, 病中期以降の便が望ましい.
       保険適応は, 3歳未満と65歳以上のみ.

PCR検査
 メリット:検査精度が高い.
 デメリット:時間がかかる(25日間程度)
       特殊な装置が必要.  限られた施設で可能.
       保険適応がなく, 高額な検査費用.

患者さんの病状と検査の特性を鑑みて検査適応を検討します。

当然「検査適応が不十分」と判断するケースもありますので

2017年12月3日日曜日

初冬の二景





          
今年も残すところあと1ヵ月

忘れ物がないようにする

GO!


2017年11月10日金曜日

キッズネット12月号

今月(第104号)は『インフルエンザワクチンは効く?』です。
      
インフルエンザワクチンは「効く?」「効かない?」の質問をよく受けます。
僕はこの議論のポイントは3点あると考えます。

【人間の免疫】
インフルエンザの既往があっても罹患するケースがありウイルスの抗原変異に
人間の免疫システムが十分に対応できていない。

【ワクチンの限界】
現行の不活化スプリットワクチンでは自然免疫系への刺激がなく、
細胞性免疫の誘導ができず、ワクチンの効果は限定的である。
つまりインフルエンザ感染歴が少ない乳幼児にはワクチンの効果が少ないの
は当然である。またワクチンの製造過程での抗原性の変異による有効性
の低下(卵馴化)も指摘されている。

【体調管理】
インフルエンザは人間が本来持っている免疫システムを十分に発揮すれば、
多くの場合1週間以内の罹病期間を経て軽快する。
またワクチンの効果もより発揮される筈である。
従ってインフルエンザ感染予防で一番大切なのは、
自らの免疫システムを低下させない日々の体調管理であると考える。

*「インフルエンザワクチンは効く?効かない?」は、「効く」の定義
 曖昧であり、条件・対象によってその結論は異なります。
 僕は日々の体調管をベースに感染機会へ配慮し、
 その上でワクチンを接種します。