2017年10月12日木曜日

キッズネット11月号

今月(第103号)は『食物経口負荷試験』です。

私のクリニックでは食物アレルギー(FA)のお子さんを対象に月に数人のペース
で経口食物負荷試験(OFC)を行っています。

ガイドラインでは原因食物の厳格な除去ではなく「必要最小限の除去」を
推奨しており「症状を誘発しない・食べられる範囲までは食べる」を
奨めています。
従ってFAのお子さんは「OFCを行い食べられる量を推測し、少しずつ
摂取量を増やしていく」という段階的解除を行っています。

以下に私のクリニックでのOFCの流れを簡単に記します。
  即時型症状に関する問診 
② OFCの適応ありと判断したらOFC説明・同意、OFCの予約 
③ OFC当日はアレルゲン食物を少量ずつ4090分の間隔で摂取。
     誘発症状がないことを確認して帰宅 
④ 自宅で同食物を指定の量•回数•期間で摂取 
⑤ 数週間後に増量した同食物でOFCを行う
 ・・・
以上を患者さんの状態に応じて数ヶ月間繰り返し、段階的解除を
目指します。

お子さんによっては1年近くかかるケースもありますが、多くのFA
お子さんは完全解除もしくは完全解除に近い状態まで進むことができ
るようです。

もちろん重度のFAのお子さんの場合は慎重な対応が必要ですし、
専門医療機関との連携が必要となるケースもあります。

 http://vc.town.kasuya.fukuoka.jp/syakaifukushi/kidsnet.html

2017年9月15日金曜日

キッズネット10月号

今月(第102号)は『ムンプス難聴』です。

*ムンプス難聴とは、おたふくかぜによる難聴のことです。

9月上旬に2015年〜2016年(2年間)でのムンプス難聴の全国調査結果が
公表されました。それによると2年間で少なくとも336人のムンプス難聴
が確認され、その多くが5歳から12歳の小児であったようです。
また8割以上の方々に高度の難聴を認めており、これらの方々は今後も
日常生活に何らかの支障をきたす可能性があると考えられます。
「全国調査で2年間で336人のムンプス難聴が確認された」というデータ
は身近に感じられないかもしれませんが、キッズネット2月号に書きました
ように昨年度は粕屋地区でおたふくかぜの流行がありました。

ムンプス難聴はおたふくかぜの患者さんの数百人〜千人に1人の割合で
発生すると言われています。有効な対策はワクチンによるおたふくかぜ
の予防しかないため、ワクチンの接種をお勧めします。
世界的にはワクチン接種の徹底により、おたふくかぜはほぼ制圧されて
きています。。。

 http://vc.town.kasuya.fukuoka.jp/syakaifukushi/kidsnet.html

2017年9月11日月曜日

パピーウォーカー講習会


昨日は糸島の九州盲導犬協会で
盲導犬の候補犬(パピー)ひなた(10ヵ月)の
最後の講習会でした。

昨日はハーネスを装着して一緒に歩いてみました。
ハーネスを通してお互いに何を考え、感じているか・・・
楽しいひとときでした。








最近は朝の涼しさもあり快適な散歩となってきました。




来月は修了式です。
あと2ヵ月弱、楽しく過ごしましょう (^_^)


2017年8月21日月曜日

子育て出前講座特別編:ご報告


一昨日、粕屋町社会福祉センターにて
『乳幼児の食物アレルギー』
をテーマにお話しさせていただきました。

ご質問も多数頂きありがとうございました。
僕自身の見解も交えてお答えさせていただきました。

・一般的な考え方
・個別的な考え方

この2つが柱になると考えます。

後者は、お子さんの1人1人の状況によって変わりますので
かかりつけの医師に相談されながら管理されてください。

皆様のお役に少しでも立てていただけたら幸いです。




2017年8月16日水曜日

キッズネット9月号

今月(第101号)は『熱中症』です。

熱中症とは「暑熱環境における身体適応の障害によって起こる状態」です。
スポーツ・仕事中に発症する<労作性>と日常生活で発症する<非労作性>
2つがあり、重症度はⅠ〜Ⅲ度に分類されます。

【Ⅰ度】「めまい、立ちくらみ、顔色蒼白、頭痛、手足のしびれ・冷感・こわ
    ばり」等を認めます。基本的に意識障害は認めないので、
    きつがっていても呼びかけには返答可能と考えられます。
    発汗による体液の喪失と末梢血管拡張作用による脳血流の減少が
    原因と考えられるため、涼しい環境で安静臥床(足を挙上)・
    ぬれタオル等によるクーリング・水分(できれば経口補水液)の
    摂取をさせながら経過観察していきます。

*「頭痛・きつさ」等を認めはじめたら、Ⅰ度の前段階状態と考えられるので、
  このような徴候を認めたら、早目に涼しい環境で休ませましょう。
  症状は時間とともに変化していきます。症状が改善しなければ医療機関を
  受診してください。

【Ⅱ度】Ⅰ度より重症化し、意識障害「反応が鈍い、経口摂取不能」等が
    顕在化してきます。 
    Ⅱ度では高体温による臓器障害が強くなる可能性があり、
    医療機関を至急受診してください。

CPT2という酵素に特定の遺伝子タイプを持っている人では、高温環境下では
 血管障害をきたしやすくリスクが高いとも言われています。


2017年7月18日火曜日

映画鑑賞会の報告

一昨日・昨日と
『いただきます〜みそをつくるこどもたち』
『その後のはなちゃんのみそ汁 GIFT』
の鑑賞会を行いました。

遠方から来ていただいた方もいらっしゃり
大変ありがたく感じました。
僕が言うのも何ですが

ありがとうございました。


「大切なものは自分で創る。
おにぎり一つでも自分で創る。
そんな子どもにしてやりたい」

「イベントではありません。
自分達が食べるものを自分達が創る。
責任ある仕事です」

「一口目は100回噛む」


是非たくさんの方々に観てもらいたい・・・
そう感じた 映画でした。