2018年11月20日火曜日

クリスマスツリー


例年より早めに待合室に飾ってみました
(もらいました・・・)





おたふくかぜワクチンの公費助成にむけて


今週末は研究会参加(演題発表)のため
11/24(土)は 休診にさせていただきます。

インフルエンザワクチンのご希望も多いのですが、
私なりに思うところもあって演題発表を決めました。

申し訳ありません。

『おたふくかぜワクチンの公費助成』に関する活動は
1年前から細々とやっています。
それ以前の活動を含めると2年になりますが・・・

多少なりとも皆様に関心を持っていただければ・・・
と思っています。










キッズネット12月号

今月(第116号)は『こどもの診療の10年間の変遷(その②)』です。
      
前回に続き今回もこの10年間のこどもの診療の変遷を振り返ってみよ
うと思います。

【食物アレルギー】

★診断:
血液検査(特異的IgE値)が診断の上で大きなウエートを占めていた
時期がありましたが、現在は不確実な指標と考えられいます。
現在の粗抽出アレルゲンに対する特異的IgE値では限界があり、偽陽性・
偽陰性が出てしまうケースがあるからです。
アレルギー症状に関連したコンポーネントに対する特異的IgE値であればより
精度の高い診断が可能になりますが、現時点では限定的に有用という
レベルです。今後の研究の進展が望まれます。
現在のスタンダードな診断手順は、まずは特定の食物に対する即時型症状
に関する詳細な問診からスタートします。 
そして必要なケースにおいて血液検査や経口食物負荷検査を検討して
いきます。以上の手順を踏みながら総合的に診断します。

★管理:
かつては『食物アレルギー➡原因食物の除去(食べさせない)』が主
でした。しかし現在は原因食物の厳格な除去ではなく「必要最小限
の除去」が推奨されています。「症状を誘発しない範囲内で食べる」
「食べられる範囲までは食べる」ということです。
実際には経口食物負荷検査を繰り返し行い、症状が誘発されない摂取
量を確認していきながら段階的に食事制限を解除していく・・・という
流れです。

2018年11月1日木曜日

開院10年!


おかげさまで本日をもちまして
当クリニックは開院10年を
無事迎えることができました。

開院の理念に立ち戻り、日々の診療に臨みたいと思います。

・診断よりも病態・病勢、そして見通しを大事にする
・病気を診るというより、育ちのお手伝いをする 
・地域の子ども達の健康に貢献する       

今後ともよろしくお願いいたします (^ ^)

平成30年11月1日 ふたばこどもクリニック 院長








2018年10月15日月曜日

キッズネット11月号

今月(第115号)は『こどもの診療の10年間の変遷(その①)』です。
      
おかげさまで、ふたばこどもクリニックは11月で開院10年を迎えます。
そこで今回から数回に渡ってこの10年間のこどもの診療のトピックを振り
返ってみようと思います。

Hib・肺炎球菌ワクチン】
Hib・肺炎球菌による髄膜炎は致死ケースを数%、脳の後遺症を2030%
に認め、非常に怖い病気です。
本ワクチンはH25年から定期接種として開始されました。
ワクチンの開始前はHib・肺炎球菌髄膜炎の年間発症者数はそれぞれ600人・200
程度であり、僕もクリニックを開院する10年前までは数年に1人程度の診断の
経験があります。患者さんのご家族も大変であったと思います。
それが5年前に定期接種として開始されると、わずか数年で肺炎球菌髄膜炎
は約70%の減少率、Hib髄膜炎にいたっては99%以上の減少率を認め、激減!
というレベルに至りました。現在Hib髄膜炎の発生は殆ど無くなったために
ワクチンの恩恵を忘れがちになりますが、ワクチンの『見えない効果』(病気を
予防するという気づかれにくい効果)を肝に銘じながら、日々のワクチン外来を
行っていきたいと考えます。

【ワクチンの同時接種】
H2012月にHibワクチンが任意接種として開始された後、ワクチンの同時接種が推奨
されてきました。
当初は2本以上のワクチンの同時接種をためらう親御さんが多かったのですが、
徐々に認知されていき、数年前からは45本の同時接種も普通に行うように
なってきました。10年前の同時接種の説明に難渋した状況からは隔世の感が
あります。 (もちろん単独接種を希望される方にも対応しています)

 ★次号に続く

http://vc.town.kasuya.fukuoka.jp/syakaifukushi/kidsnet.html


2018年9月14日金曜日

キッズネット10月号

今月(第114号)は『インフルエンザワクチン』です。
      
10月から インフルエンザワクチン の接種がスタートされると思います。
そこで今回はインフルエンザワクチンのポイントを述べます。

【人間の免疫システム】
過去にインフルエンザの既往があっても感染してしまうケースがあるように、
人間の免疫システムがインフルエンザウイルスの抗原変異に十分に対応できていない
と考えられます。

【ワクチンの限界】
現行の不活化スプリットワクチンでは自然免疫系への刺激がなく細胞性免疫の
誘導ができないため、ワクチンの効果は限定的になってしまいます。
インフルエンザ感染歴が少ない乳幼児にはワクチンの効果が少ないのは当然です。
またワクチンの製造過程での抗原性の変異による有効性の低下(卵馴化)
も指摘されています。

【ワクチンを接種する前に】
インフルエンザは人間が本来持っている免疫システムが十分に発揮されれば、
多くの場合1週間以内に治ります。
現行のインフルエンザワクチンの効果は限定的であるため、自分の免疫システムを
低下させないような体調管理を行ったり、感染機会に配慮した
防衛策をとった上でのワクチン接種を推奨します。

http://vc.town.kasuya.fukuoka.jp/syakaifukushi/kidsnet.html


2018年8月27日月曜日

子育て出前講座特別編の報告

8/25に、子育て出前講座特別編
@粕屋町社会福祉センター
を行ってきました。

テーマは
乳幼児の食物アレルギー
でした。

前半で
ベースとなる考え方をお話しさせていただきました。

後半は個別質問を受け付けました。

多少なりとも皆様の知識の整理になれば
いいなと思っています。

今回で第9回目、6年目となりました。

僕自身、このような機会で準備をする中で
いろいろと得るものがあり、
今後、よりブラッシュアップした
内容のお話をしていきたいと考えています。

暑い中、ご参加いただいた皆様、
社会福祉協議会の皆様、
ありがとうございました。





2018年8月18日土曜日

YOSAKOIかすや祭り




今年は

10/6(土)・10/7(日) です !

2018年8月16日木曜日

おたふくかぜワクチン


「NPO法人 VPDを知って、子どもを守ろうの会」の
今月の NEWS LETTER を紹介させていただきます。
*同会のURLはこちらです https://www.know-vpd.jp/






キッズネット9月号

今月(第113号)は『おたふくかぜワクチン』です。

「おたふくかぜ」は予後良好な病気ですが、時に合併症に注意が必要な
病気でもあります。特に「難聴」は強い聴力障害を遺してしまうといわ
れています。

この難聴の合併は、おたふくかぜ約1000人に1人程度で認めるといわれ
ています。疫学調査から2016年度の糟屋地区では同規模のおたふくかぜ
の流行あったと推測されます。

おたふくかぜは4〜5年に1度の流行を認めるといわれており、2〜3年後
に再び糟屋地区でおたふくかぜが流行する可能性があると思います

おたふくかぜには治療薬がないため「ワクチンによる予防」が重要です。
 1歳を過ぎたら「おたふくかぜワクチン」の接種をお勧めします

*現実には接種費用が数千円程度(5000円〜8000円程度)するため、
 日本でのおたふくかぜワクチンの接種率は30%程度しかないようです。
 国は定期接種化を目指していますが、実現にはまだ時間がかかる
 ようです。
 自治体によっては接種費用の公費助成を検討している地域もあり
 ます。僕も地域の小児科医としてその推移を見守っていきます。

 ちなみに現在福岡県でおたふくかぜワクチンの公費助成がある
 自治体は2つの地域のようです。
 


2018年7月18日水曜日

キッズネット8月号

今月(第112号)は『食物アレルギー』です
                                   
「食物アレルギーは(個別性が高いため)その診療は難しい・・・」と感じます。
 今回は僕の考えを少々述べます。

① 食物アレルギーの全体像はまだ十分には解明されていませんが、
  最近は免疫学的知見から 経口免疫寛容・腸内細菌などがトピックのようです。

② 食物アレルギーは1人1人の病状が異なるため、診断・管理は簡単には決められません。
  個人個人に対し “手探り” で対応していきます。

③ 採血による特異的IgE検査は不確実な側面があります。
  一部のコンポーネントアレルゲンの特異的IgEにのみ限定的な有用性が確認されているのが
  現状です。

④ 原因食物の厳格な除去ではなく「必要最小限の除去」が推奨されてています。
 「症状を誘発しない範囲内で食べる」「食べられる範囲までは食べる」こと
  ガイドラインでは推奨されています。

⑤「食物負荷試験を繰り返しながら、少しずつ制限解除を進める」という段階的解除
  が管理の主体となってきています。


⑥ もちろん重症の患者さんには厳密な管理が必要です。


8/25() 粕屋町福祉センターにて『乳幼児の食物アレルギーのお話し会』を
  開催します。お気軽に参加下さい。

 http://vc.town.kasuya.fukuoka.jp/syakaifukushi/kidsnet.html

 

2018年7月3日火曜日

子育て出前講座特別編のご案内


8月下旬に下記を予定しています。

前半はスタンダードな考え方を中心にお話をし、
後半は個別のご相談にお答えしようと考えています。

・個人個人に応じた対応
(食物負荷試験を含む)
・成長過程での耐性獲得

という観点からお話をさせていただく予定です。

お気軽にご参加下さい (^ ^)


2018年6月18日月曜日

キッズネット7月号

今月(第111号)は『熱中症』です

熱中症は「暑熱環境における身体適応の障害によって起こる状態の総称」
です。スポーツ・仕事中に発症する<労作性>と日常生活で発症する
<非労作性>の2つがあり、重症度はⅠ〜Ⅲ度に分類されます。

Ⅰ度の症状は「めまい、立ちくらみ、顔色蒼白、頭痛、手足のしびれ・
冷感・こわばり」等であり、基本的に「意識障害を認めません」。
僕は「歩けない位きつがっているが、呼びかけにはきちんと返答できる」
とイメージしています。主な病態は発汗による体液の喪失と暑熱環境下
の末梢血管拡張作用による脳血流の一時的な減少と考えられ、涼しい
環境下で安静臥床(足を挙上)・ぬれタオル等によるクーリング・水分
(できれば経口補水液)の摂取等をさせながら経過観察していきます。
*「強い発汗・軽い頭痛・きつさを認めるが、支障なく歩行可能」程度であれば、
Ⅰ度の前段階状態と考えます。このような徴候を認めれば早目に涼しい環境で
休ませましょう。症状は時間とともに変化していきます。症状が改善しなければ
医療機関へ受診してください。

Ⅱ度になるとⅠ度より重症化し意識障害「ぼーっとして反応が鈍い」、
経口摂取不能 等がより顕在化してきます。

Ⅱ度では高体温による臓器障害が強くなる可能性があり、医療機関を
速やかに受診してください。

特定の遺伝子タイプを持っている人では、高温環境下では血管障害をきたし
やすくリスクが高いとも言われています。

2018年6月8日金曜日

花の日の訪問

今日はこども園の園児さん達の訪問を受けました。

毎年今の時期は、職員一人一人に花をいただき
メッセージボードも頂いています。

君たちの笑顔に応えることのできるよう

頑張るよ!!







2018年4月15日日曜日

キッズネット5月号

今月(第109号)は『赤ちゃんの予防接種のポイント』です

新年度になりましたので、赤ちゃんの予防接種のポイントを
おさらいします (^ ^)  以下の4点です。

    生後2ヵ月からスタートしましょう。

② 接種できる時期が来たら早目に接種しましょう。
 *赤ちゃんは感染症に対する免疫力が低いため推奨される時期に
  なったら速やかに接種して早目に免疫を確立させましょう。

③ 接種時期に注意しましょう。
 *以下のワクチンでは気をつけましょう.
  ロタウイルスワクチンの1回目は生後146日までに接種する.
  4種混合ワクチンの1回目は生後3ヵ月から接種開始する.
  B型肝炎ワクチン(定期接種分)3回目1回目の接種から
  139日以上あけて1歳の誕生日の前日までに接種する.
  BCGは生後5ヵ月から1歳の誕生日の前日までに接種する.

④ できるだけ同時接種で行いましょう。

☆予防接種には定期接種・任意接種があり、接種時期が細かく
  規定されているものもあります。

  不明の点があれば医師にご相談下さい。