2017年3月17日金曜日

キッズネット4月号

今月(第96号)は『赤ちゃんの予防接種のポイント』です。
新年度になりましたので赤ちゃんの予防接種のポイントをおさらいしましょう!

①生後2ヵ月からスタート 
②接種できる時期が来たら早目に接種する 
③接種時期に注意     
④同時接種でおこなう

①②:乳児期は感染症に対する免疫力が低いため、推奨される時期にワクチンを
    接種して早目に免疫を確立させましょう。

③:特に以下のワクチンで気をつけましょう。
 ロタウイルスワクチンの1回目は、生後146日までに接種(推奨)4種混合ワクチン
 1回目は生後3ヵ月から。
 B型肝炎ワクチン(定期接種分)3回目は、1回目の接種から139日以上あけて1歳の
 誕生日の前日までに接種。
 BCGは生後5ヵ月からのスタートで、1歳の誕生日の前日までに接種。

④:単独のワクチン接種と複数のワクチンの同時接種とでは効果・安全性に変わりは
   なく、同時接種は世界的にも推奨されています。また効率的に接種スケジュール
   が立てられ、赤ちゃんに早く免疫を確立することができます。

(予防接種には定期接種・任意接種があり、また接種時期が細かく規定されている
 ものもあります。不明の点があれば医師にご相談下さい) 

 http://vc.town.kasuya.fukuoka.jp/syakaifukushi/kidsnet.html


2017年2月19日日曜日

かすやキッズネット3月号

今月(第95号)は『食物アレルギー』です。

食物アレルギーの全体像はまだ十分に解明されていませんが、少しずつ
新たな知見も出てきています。最近は免疫学的知見をいかした予防や
アレルゲンコンポーネント、免疫療法などの分野がトピックのようです。
実際の診療現場では食物アレルギーの子どもさんの食生活の管理・
誘発されたアレルギー症状への対応に力点が置かれているかと思います。
現在の食物アレルギーガイドラインでは原因食物の厳格な除去ではなく、
「必要最小限の除去」を推奨しており、「症状を誘発しない範囲内で食べ
る」「食べられる範囲までは食べる」を奨めています。従って多くの患者
さんは「食物負荷試験で耐性の程度を評価しながら少しずつ制限解除を
進める」という、いわば段階的解除が主体となってきていると思います。
(もちろん少数ではあっても重症の患者さんには厳密な管理が必要です)
時々採血による特異的IgEの検査を希望されることがありますが、
現時点では本値は不確実な指標として考えられています。
粗抗原としての特異的IgEではどうしても限界があり、症状に関与する
コンポーネント特異的IgEを検査すればより精度の高い診断が可能になる
と思います。今後の研究の進展が待たれます。


僕自身は以下の①→③の手順で診療を行っています。
①問診で明らかな即時型反応の有無を確認 
②必要と判断した方に特異的IgEの検査 
③段階的な食物経口負荷試験を食物アレルギーの重症度を勘案しながら
 段階的に行う

http://vc.town.kasuya.fukuoka.jp/syakaifukushi/pdf/kidsnet_h29.02.pdf


2017年1月16日月曜日

キッズネット2月号(おたふくかぜに注意)

今月(94号)は『おたふくかぜに注意!!』です。

日本ではおたふくかぜの流行が4〜5年毎にみられますが、
県のサーベイランスをみると2017年第1週(1/28)時点で、
福岡県内では粕屋地区の発症状況が注意報レベルにあることが
県医師会のHPで確認できます。
おたふくかぜは一般的には予後良好な病気ですが、
注意が必要な病気でもあります。
合併症として髄膜炎・精巣炎・難聴などがありますが、
特に難聴は強い聴力障害を認め、治療法もありません。
また子どもだけでなく大人にも発症します。
おたふくかぜによる難聴の発症率は10002000人に一人と
言われていますが、おたふくかぜがその地域で流行すると
100人〜数百人に1人の発症率に上昇するとの報告もあります。
昨年は診療時間が短かった僕のクリニックでも、1年間で数十人の
おたふくかぜの方の受診がありました。
おたふくかぜの感染力は決して低くはなく、ワクチンの接種率が
3040%といわれる現状では、流行しだすと多くの方におたふくかぜに
かかる可能性があり、合併症の可能性も増えてきます。
おたふくかぜには治療薬はないため、予防としてのワクチン接種が
重要になります。僕はおたふくワクチンの接種をお勧めします。
★世界的にはワクチン接種の徹底によっておたふくかぜはほぼ制圧
 されてきています。日本の常識と世界の常識は異なるようです。


2017年1月4日水曜日

新年のご挨拶


本日より2017年の診療を開始しました。

来週からは水曜日の夕方の診療を再開します。
これで月・水・金は夕方17:00までは診療受付を行うことになります。

診療時間は8年前の開院当初から比べるとまだまだ短いのですが
この2年間の診療時間からすると
ようやくここまで回復できたか・・・
と感じています。

開業当初の診療理念に立ち戻り
広く・・・ではなく、深く問いながら
新たな気持ちで臨みたいと思います。

本年もよろしくお願いいたします。



2017年1月1日 三日月山からの初日の出 です。

皆様にとって本年も佳き年でありますよう祈念いたします。


2016年12月18日日曜日

キッズネット1月号

今月(第93号)は『病気に対する考え方』です。
新年第1回目ということで趣向を変えて、個人的な雑感を少々・・・

先月某医療サイトが閉鎖されましたが、皆さんは何を感じましたか?
僕は以下のことを感じました。

僕も含め多くの人は、不安に関連した情報であれば気になりますし、
しかもそれがAB」というようにパターン化されてあればつい信じ
てしまう・・・と思います。

しかし人間は生物という面と社会生活で創られる面を持つため、
同じ病名であっても個人によってそのあり方は異なりますし、
そんなに単純なものではありません。

AB」も条件によっては「AC」「AD」となることを現実社会
ではよく経験しますし病気でも同じだと思います。
従って患者さんの病状を「AB」に当てはめることよりも
「実際に患者さんがどういう症状をどういう経過で辿っているのか?
を地道に考えイメージし、そこから適切な対応を考え、更に状況に応じ
て軌道修正していく」ことがまずはベースとなる考え方だと思います。

もちろんメディアの医療情報は活用していくべきだとは思いますが、
それに振り回されるのでは本末転倒です。

また今日の常識は明日の非常識にもなり得ます。

まずは現実の患者さんにフォーカスした考え方をすべきだと思いますし、
僕自身もそうありたいと思います。

パピー委託式

我が家では7頭目のパピーをお預かりすることとし、
本日糸島の九州盲導犬協会でのパピー委託式
に参加してきました。

  



生後2か月の女の子

ひなた です。

7頭目にして初めての和風な名前のパピーです。

これから約10ヶ月の共同生活が始まります。
大事なパピーを預かり、責任重大ですが、
楽しみながら毎日を過ごしていくつもりです。