2019年1月18日金曜日

キッズネット2月号

今月(第118号)は『風しん抗体検査』です。  

現在、福岡県では3月末まで風しん抗体検査を無料で行っています。
(ただし以下の条件がありますのでご注意ください)
 
【対象者】
  ①妊娠希望者(妊婦は除く)
  ②妊娠希望者・妊婦の
    ・配偶者(パートナーを含む)
    ・同居者(生活空間を同一にする頻度の高い家族など)
   
   注:②の妊娠希望者・妊婦が抗体検査で風しんの感染予防
     に十分な免疫を持っていることが判明している場合
     は対象になりません。
   注:福岡市にお住まいの方は福岡市に問い合わせください。

【検査医療機関】
  指定医療機関で行われます。福岡県のHPを参照ください。
 事前に指定医療機関にお問い合わせください。

【必要書類】住所を証明する書類(免許証・保険証・住民表など)
   
 ☆詳細は福岡県のHPをご参照くださいませ☆

2019年1月2日水曜日

新年を迎えて

明けましておめでとうございます。

昨年は、
開院10周年を迎えた節目の年でした。

また、以下のことも試みました。

・血球・CRP 計測機器の入れ替え
・新しい予約システム iTICKETの導入


今年も、よりよい診療を目指していきます。

また、地域の保健活動に微力ながらも
貢献することを意識していきます。

本年もよろしくお願いいたします。

*2019年 1月1日 @駕与丁公園


2018年12月24日月曜日

キッズネット 1月号

今月(第117号)は『こどもの診療の10年間の変遷(その③)』です。  

【抗生剤の適正使用】
近年の抗生剤に対する薬剤耐性菌の増加と新しい抗生剤の開発の減少を
背景にして、薬剤耐性に関する意識が非常に強くなってきました。
それを受け日本でも厚生労働省のもと委員会の設置・アクションプランの策定、
そして2017年に「抗微生物薬適正使用の手引き」が作成・公表されました。
これによって抗微生物薬、特に抗生剤の使用に関して国が踏み込んだ指針
を出したことになりました。
この「手引き」は現時点では基礎疾患のない学童以上が対象であり、
今後は乳幼児を対象にしたものが策定されていくと考えられます。
以下ポイントを述べます。

★感冒(風邪):
上〜下気道までを含む急性気道感染症であり、副鼻腔炎・咽頭炎・気管
支炎までを含む。発熱の有無は問わず、鼻症状(鼻水・鼻づまり)
咽頭症状(のどの痛み)、下気道症状(咳・たん) 3つの症状が同時・同程度
存在する。抗生剤を投与しないことを推奨する。

★急性気管支炎:発熱や痰の有無は問わず、咳を主症状とする。
成人においては抗生剤を投与しないことを推奨する。
(小児呼吸器感染症ガイドラインでは全例には抗生剤の投薬は必要ではないと
 記載あり)

*私見ですが、「適正使用」なので「使う」「使わない」の2択ではなく、
 投薬の根拠を考える趣旨であろうと考えています。いずれにせよ抗生剤
 の使用に関して大きな転換期を迎えたと感じます。

おたふくかぜワクチンの公費助成について②


先日おたふくかぜワクチンの接種費用への
公費助成について、行政トップの方々と
お話をさせていただきました。

皆様、お忙しい中ありがとうございました。

・2016年度の当地域のおたふくかぜの流行状況
・ムンプス難聴について            
・2〜3年後の当地域のおたふくかぜの流行の懸念
・おたふくかぜワクチン接種(任意)による予防 

以上をお話しさせていただきました。
熱が入り、1時間超となってしまいました・・・

ちょうど1年前に議会に陳情書を提出しました。
今年の3月に議会にて、陳情が採択されました。

そして今回でした。

今後も地道に本活動を続けていきます。

関係者・団体の皆様には御礼を申し上げます。




2018年11月20日火曜日

クリスマスツリー


例年より早めに待合室に飾ってみました
(もらいました・・・)





おたふくかぜワクチンの公費助成について


今週末は研究会参加(演題発表)のため
11/24(土)は 休診にさせていただきます。

インフルエンザワクチンのご希望も多いのですが、
私なりに思うところもあって演題発表を決めました。

申し訳ありません。

『おたふくかぜワクチンの公費助成』に関する活動は
1年前から細々とやっています。
それ以前の活動を含めると2年になりますが・・・

多少なりとも皆様に関心を持っていただければ・・・
と思っています。










キッズネット12月号

今月(第116号)は『こどもの診療の10年間の変遷(その②)』です。
      
前回に続き今回もこの10年間のこどもの診療の変遷を振り返ってみよ
うと思います。

【食物アレルギー】

★診断:
血液検査(特異的IgE値)が診断の上で大きなウエートを占めていた
時期がありましたが、現在は不確実な指標と考えられいます。
現在の粗抽出アレルゲンに対する特異的IgE値では限界があり、偽陽性・
偽陰性が出てしまうケースがあるからです。
アレルギー症状に関連したコンポーネントに対する特異的IgE値であればより
精度の高い診断が可能になりますが、現時点では限定的に有用という
レベルです。今後の研究の進展が望まれます。
現在のスタンダードな診断手順は、まずは特定の食物に対する即時型症状
に関する詳細な問診からスタートします。 
そして必要なケースにおいて血液検査や経口食物負荷検査を検討して
いきます。以上の手順を踏みながら総合的に診断します。

★管理:
かつては『食物アレルギー➡原因食物の除去(食べさせない)』が主
でした。しかし現在は原因食物の厳格な除去ではなく「必要最小限
の除去」が推奨されています。「症状を誘発しない範囲内で食べる」
「食べられる範囲までは食べる」ということです。
実際には経口食物負荷検査を繰り返し行い、症状が誘発されない摂取
量を確認していきながら段階的に食事制限を解除していく・・・という
流れです。